孔子の弟子たちが遺したものをさらに二代、三代後の弟子たちが取り纏めたのが「論語」である。
2,500年以上の年月を経た現代社会を生きる我々でさえにも心響く言葉の数々を解説する。
論語は「自分を磨き、有意義な人生を送るためのヒント」が多く説かれている。
・他人の自分に対する評判など気にしないこと。人の顔色をうかがって生きることの虚しさ。
・人の短所を責めるのではなく長所を重視する。
・異質な人間と付き合うことで異質な理論や発想を受け入れていく。
・知識を身に付けても現場で役立つ知恵に変えられねば意味はない。
・逆境でどう生きるかでその人間の本質が出る。
・臆病さを内に秘めて、最悪の事態に常に備えよ。
・人材は育てるもの。完成品がそこかしこにあるなどと考えない。
・人を育てるには試練を与え考えさせること。簡単に解答を教えてはならない。
・人によって物の言い方・伝え方を変える。その人に相応しい伝え方をしないと忠告も逆効果になる。
・いろいろなことができる人間よりもひとつのことを極める専門家を目指せ。
・好きなことに集中することで自然と上達していく。得意技を研磨せよ。
・自分の意見を持ち、他人の噂や評判に追従するな。
・失敗を恐れない。失敗を積み重ねることで成功が見えてくる。
・風向きが変われば運も向いてくる。要はそのときに力を発揮できるように不遇のときでも能力を研磨すること。
社会の荒波に揉まれるビジネスマンはもとより、これから社会に船出する学生の方こそむしろ読むべき書物である。