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最も参考になったカスタマーレビュー
19 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
21世紀の最初の十年のSFを概括する本,
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レビュー対象商品: 21世紀SF1000 (ハヤカワ文庫JA) (文庫)
SF評論で今最も頼りになる筆者が、本の雑誌に連載している「新刊ねったくたガイド」の2001年-2010年のSF時評を集成して、21世紀の最初の十年のSFを概括した本。 今まで、早川書房から、「SFハンドブック」なるものが色々と手を変えて出されてきたけど、 これがなんともにつまらない本で、代わり映えのしない、 いつものSF作品のタイトルをベスト100とか言って並べていて、 本当にこんな本で、SF読者層の拡大になるのかしらと思って見てきました。。 今回は、大森さんのコラムで、2001年-2010年のSF時評を1000冊分をまとめてこれでどうだって感じで、 本当に楽しい本になっています。、資料価値も十分なように手が加えられていて、「SFが読みたい」の海外・日本の作品それぞれのベスト10と 物故者リスト(2008年からは、これまでSFを支えてきた多くの作家たちか、大挙してなくなっており、本当に悲しい) も添付されています。あと巻末に星5つと4.5の筆者おすすめの作品が100冊並べてあり直ぐに使える本になっています。 ただ、全部をパッと見てみて驚くのは、結構、絶版になった本、多いですよね。 読みたいと思ったときに直ぐ手に入らないのは辛いなと感じました。 帯にSF夏の時代にどんな作品が出版されたのかとか書いているけど、これ詐欺でしょう。いや、詐欺で有って欲しい。 書店でもSFコーナーに若い人あんまり居ないし、 やっぱり若い人が、どんどん作品読んで、初めて夏という感じになるのじゃないでしょうか。 今は、少なくとも、春が近づいてきた感じで、これからSFの夏を迎えて欲しいと思います。 中身を見てみると、180冊ぐらいは僕の読んだ本のレビューがあり、 結構、自分も、SF読んでいるのではないかしらと思ったりして、うれしくなったが、 国内の作家できちんとfollowしているのは冲方丁ぐらいで、 小川一水の作品も読んでみようとなとか次どの作家の作品を読もうかなとかなとか、 リストをみながら考えられて楽しい本です。 ところで、大森望氏がアンソロジストとして活躍するようになってきてから、SF短編集を読むのが本当に楽しくなって来ました。 なんといっても、クラークに全然愛がないとか、ハイライン「夏への扉」名作と言われているけどひどい愚作だと思うとか、 平気で言えちゃう所が素敵です。過去の評価に捉えられずに作品を選べるからいいアンソロジー組めるのかなと思います。 ところで、この本、どれくらいのヒトが買うのかなとちょっと心配になったりして、 すごい英断の出版だと思うのですが、SF好きの人には本当にお勧めの本です。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
この情報量は凄すぎです,
By モトカ (大阪府) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 21世紀SF1000 (ハヤカワ文庫JA) (文庫)
「本の雑誌」に連載されている「新刊めったくたガイド」から、2001年〜2010年のSF時評をまとめたもの1000点もの作品が網羅されたSFガイドブック この情報量は凄すぎです 著者別の牽引が付いているので便利です しかも、巻末には上位100作品がまとめられています 個人的には、著者のSFの定義は至極真っ当であると感じています (私のようなひよっ子は足元にも及びませんが)好みが結構似通っているので、著者の書評には絶対の信頼を寄せています ただし、前半の5年分は「現代SF1500冊 回転編 1996〜2005年」と被っています (再編集されすっきりしています)
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