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1967クロスカウンター 雑草と呼ばれたチャンピオン小林弘
 
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1967クロスカウンター 雑草と呼ばれたチャンピオン小林弘 [単行本]

菅淳一
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,800 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

「雑草の男」と呼ばれ、漫画『あしたのジョー』のモデルとなったボクサー、小林弘(元WBA・WBC世界スーパーフェザー級チャンピオン)。今なお語り継がれるテクニシャンの半生が、熱のこもった筆致で待望の書籍化。小林弘の生き様を後世へと伝える渾身のボクシング・ノンフィクション。

「ここまで闘うボクサーの内面を鋭く抉った本を俺は読んだことがない」(安部譲二)

内容(「BOOK」データベースより)

「あしたのジョー」のモデルとなった男の半生記。

登録情報

  • 単行本: 280ページ
  • 出版社: 太田出版 (2011/1/27)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4778312422
  • ISBN-13: 978-4778312428
  • 発売日: 2011/1/27
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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By Hisa
この本のオビに安部譲二が「ここまで闘うボクサーの内面を鋭く抉った本を俺は読んだことがない。」と書いているが、まさにその通りだと思う。 私も多くのボクシング関連の著述を読んでいるが、ボクサーを描いた多くの本とは似て非なるものを感じさせられた。

昭和40年代の最も日本のボクシングが盛んだった時代の大スターであり、世界チャンピオンの小林弘さんの半生を描いたノンフィクション。 小林弘さんは今も武蔵境の小林ボクシングジムの会長として健在だ。 私は3〜4年前に一度、後輩の誘いで小林ボクシングジムを訪れ、サンドバックを叩かせてもらったことがある。お会いした時の印象は、失礼ながら「気さくで明るいオジさん」というイメージであり、緊張感をもって訪れた私としては少々拍子抜けした記憶さえ残っている。

この時代のボクサーが月に何試合もこなした話しを聞いたことがあったが、まさしく9年間で75戦を闘った歴戦の名ボクサーだ。その試合の中には、当時レベルの高かった日本の名選手の多くが含まれており、最後の花道は石のこぶしロベルト・デュランとの試合で締めくくられている。

中でも沼田義明との世界タイトルマッチの様子は目に浮かぶように書かれている。その沼田義明と小林弘が、ボクシングに対する同種の卓越した技能を持ち、共に人間性に富んだ人物であり、同じように常軌を逸した会長の支配のもとに時代を生きてきた様が書かれている。多少ボクシングのことを知っている人間であれば、このあたりの記述には心を奪われると思う。

さらに著者の菅淳一氏の視線には興味深い点が多い。
例えば、石原慎太郎氏のボクシングに対する考え方に対して異を唱えるくだりは、この人のボクシング観をよく表している。

石原慎太郎氏は「ボクシングは様式ではなく意志だ。行為者としての勇気ある意志がすべてを決定する。我々がリングの上に求めるものは、技術でもなければ勝敗でもない、第一に、勇気がある雄々しい独りきりの人間の意志の見事さである」と書いていたことに対して、「ボクシングは様式である。その華麗な技術を見て、選手同士が駆け引きに興ずる妙味を堪能する様式美なのである。そこの楽しみは、表面ごとでは分からない。技術をつかみ取った選手の、陰の見えない努力に賞賛を送ることでもある。・・と著者の菅淳一氏は明確に言っている。
どちらの見識も正しいとか間違っているといったことではなく真摯で熱い。

この本のタイトル『1967クロスカウンター』は、小林弘さんが1967年メキシコで右クロスカウンターをマスターして喜びに心が満ちた時のことを形而している。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
名王者にふさわしい名作に仕上がった『1967クロスカウンター』
精一杯努力すれば、頑張りさえすれば、素晴らしい明日が待っていることを確信できた時代。
そんな時代に、無謀とも思える中村会長の、ハードすぎる過密なマッチメイクに耐え続け、潰されること無くそれをモノにして名王者に君臨した小林弘。
歴代世界王者の中でもダントツに多い75戦という試合数。中村会長の行為は、今なら無謀というより、犯罪と揶揄されるほどの激しさだ。
そんな環境の中から、世界のボクシング史に名を残す名選手を輩出した日本ボクシング界の黄金期。高度成長期の日本の逞しさ。混沌とする現代に、そんな魅惑的な時代があったことを知らしめる珠玉の名作である。

小林弘がアルフレッド・マルカノをワンサイドに攻め続けて、ダウンを奪い最後のとどめの一撃を放つ瞬間に、カウンターで倒されたシーンは40年以上たっても忘れえぬ戦慄の瞬間である。

YouTubeでロベルト・デュランとの一戦を観ると、大した練習もせずに新婚旅行で行った割には、自ら倒れるまでは互角の攻防で見ごたえ充分のハイレベルな戦いであったことに今更ながら実力の高さが再認識される。
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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
擬似カラーに見えるテレビカバーを取付けた白黒テレビに映っていたのは、久々に手にした当時の熱き時代を物語る、このブックカバーのような映像だった。読み進めるうちに貧困のどん底から雑草のように這い上がっていくその生き様が、今の時代に欠けた”息吹き”を呼び覚ます。当時を生き抜いてきたシニアやアクティブシルバーに是非手にとって読んでもらいたい1冊だ。
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最近のカスタマーレビュー
フットワーク
この本の出来栄えについては類書を圧倒していると思いました。
また著者と小林氏の人間関係の緊密さがなければ到底書けない内容であると感じました。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: kougaku
知りたかった真実がある
ボクシングファンなら伝説の世界戦小林VS沼田戦については知っている。私は父や先輩から「記憶に残る世界戦」として聞いていたし、さまざまなボクシング書や雑誌などで情報... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: セコンドY.K.
紙一重のクロスカウンター。オリジナリティがここにある
タイトルからしてかっこいいじゃないですか!この本。
よくある伝記もの的な本のじゃない。内容は小説というか深みのある文芸作品といえるもの。... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: ブロンソン
拳で語らう本物のボクサーがいた。
ボクシングが拳闘と呼ばれ世界タイトルマッチが15ラウンド制だった時代、世界タイトルを6回も防衛したボクサーが日本にいた。雑草と呼ばれたチャンピオン小林弘である。こ... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: さばきち
天下分け目の決闘
日本ボクシングに歴史あり。まさに。1967年。サマーオブラブ。日本国民のボクシング熱は史上もっとも過剰に沸騰していた。そうなのだ。沼田義明VS小林弘。日本ボクシン... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: LAMEZOYU
名王者小林弘の貴重な記録
小林弘は、ガッツ石松や大場政夫、西城正三といった同時代の個性派チャンピオンに比べるとやや影は薄いですが、技術では間違いなく日本ボクシング史の三本指に入るチャンピオ... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: 尻悶困
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