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龍馬暗殺の謎 (PHP新書)
 
 

龍馬暗殺の謎 (PHP新書) [新書]

木村 幸比古
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 777 通常配送無料 詳細
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龍馬暗殺の謎 (PHP新書) + 龍馬を殺したのは誰か--幕末最大の謎を解く (河出文庫 あ 19-1)
合計価格: ¥ 1,575

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

幕末最大のミステリー・坂本龍馬暗殺事件。それは、大政奉還か
ら戊辰戦争へと時代がうねる中で起きた惨劇だった。
当初、実行犯と目されたのは新選組、だがそれを覆す供述で見廻組が浮上。それ
ら幕府側の組織を統轄したのは会津藩である。一方、討幕側の薩摩藩にも陰謀め
いた思惑が見え隠れする。徳川慶喜の処遇を巡って龍馬の存在が目障りとなった
のか? さらに、新史料から、意外な藩の影が浮かび上がる。はたして、真
犯人、そして黒幕とは? 龍馬が駆け抜けた混迷の政局を読み解き、諸説を検証
する。
[目次より]第一章 維新への道:「土佐の国ではあだたぬ奴」/新史料・嵯峨
根良吉意見書/第二章 龍馬暗殺事件の謎:新選組説の謎/近藤勇への嫌疑/薩
摩藩陰謀説の謎/容疑者・今井信郎を助けた西郷隆盛/見廻組説の謎/暗殺か職
務か/諸説の謎/狙われたのは中岡のほうだった?/第三章 見廻組異聞:新
発見・佐々木只三郎の鎖帷子/龍馬を斬った刀

内容(「BOOK」データベースより)

幕末最大のミステリー・坂本龍馬暗殺事件。それは、大政奉還から戊辰戦争へと時代がうねる中で起きた惨劇だった。当初、実行犯と目されたのは新選組、だがそれを覆す供述で見廻組が浮上。それら幕府側の組織を統轄したのは会津藩である。一方、討幕側の薩摩藩にも陰謀めいた思惑が見え隠れする。徳川慶喜の処遇を巡って龍馬の存在が目障りとなったのか?さらに、新史料から、意外な藩の影が浮かび上がる。はたして、真犯人、そして黒幕とは?龍馬が駆け抜けた混迷の政局を読み解き、諸説を検証する。

登録情報

  • 新書: 224ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2007/3/16)
  • ISBN-10: 4569690653
  • ISBN-13: 978-4569690650
  • 発売日: 2007/3/16
  • 商品の寸法: 17 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 354,764位 (本のベストセラーを見る)
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12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ビブリオン トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
慶応応3年(1867)年10月14日徳川慶喜が大政奉還。その1ヶ月後の11月15日に、新しい日本を創るために奔走していた坂本龍馬が近江屋で斬殺された。襲った刺客が何者なのかは、当時から不明であった。著者は、幕府の見廻組だった「今井新郎」が、明治3年に裁判で供述した記録に基づき、彼と共に、数人の見廻組隊士が、龍馬を襲撃したと考えている。とりわけ実際に龍馬を斬ったと思われるのは、見廻組隊士、「桂早之助」だった。彼は、翌年鳥羽伏見の戦いで鉄砲にあたり28才で戦死。小太刀の名人で、襲撃には,室内での斬り合いを予想して、刀身僅か42.1cmの脇差しを使った。

歴史の中に突如閃光の様に現れ、一瞬にして消える刺客。残された記録から、暗闇に消えたその犯人を捜すも痛快です。しかし本書は探偵ごっこに終わらずに、龍馬を取り巻いていた錯綜した政治勢力、その中で彼がどう行動していたかが、はっきり描かれています。なぜ単純に犯人が特定できなかったのかが、よくわかります。それらの政治的な勢力を越えた所で、しかし調整に尽くした龍馬。また大名を知事として生かそうという龍馬の藩改革の案、「藩論」が最後にあります。これらを読むと、龍馬ファンならずとも龍馬贔屓になります。

巻末に年表があり、幕末の僅かな期間に、多くの人が暗殺されているのを見て、あらためて驚きました。血生臭い同胞同士の争いの時代を歴史的に経験したことを、忘れてはいけないと思いました。
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形式:新書
西郷隆盛が坂本龍馬暗殺の黒幕だという証拠があるのか。『龍馬暗殺の謎――諸説を徹底検証』(木村幸比古著、PHP新書)は、状況証拠をいくつか挙げている。

●龍馬は真剣に徳川慶喜を新政府の議長席に座らせるつもりでいた。天皇親政が実現するならば、265年間、政権を担ってきた徳川幕府の長に議長ポストという恩典を与えてもよいと龍馬は考えていた。ところが、あくまで武力討幕を貫こうとする薩長は龍馬の考えに猛反対であった。薩長同盟のコーディネイターであった龍馬も、薩長にとって今や邪魔な存在と化し、密かに暗殺が企てられたのだ。

●慶応3年10月14日の慶喜の大政奉還と同時に討幕の密勅が薩長に下っていた。前年に成立した薩長同盟は武力討幕を決めていたが、龍馬が推進する平和革命の大政奉還のせいで、討幕計画挫折の可能性が高まってきた。薩摩は土佐とも盟約を結んでいたが、このままでは討幕の大義名分を失ってしまう。薩摩は、あくまでも武力討幕を実現させたかったのだ。龍馬暗殺事件直後、西郷が同志宛てに「今回のこと土佐にとっては不幸中の大幸なり」と書き送り、疎ましい存在となっていた龍馬の暗殺を肯定的に評価している。

●薩長にとって、龍馬の存在が新政府を樹立する上で目障りであったのは事実だが、これには龍馬が薩長間を往来する間に両藩の内情を知り過ぎたという一面もあった。

●越前藩の前藩主・松平春嶽が、「薩摩藩が武力討幕に失敗した結果、龍馬を逆恨みして陰謀を企てたに違いないと政治形勢から直感した」と書状の中で綴っている。

●明治2(1869)年、今井は、箱館(現在の函館)戦争の降伏人として反乱罪で取り調べを受け、龍馬暗殺に関わっていたことも加えられて検挙されたが、西郷の助命措置により一命を取り留めている。

西郷は暗殺というような手段を弄する人物なのか。勝海舟の言葉を集めて編まれた『氷川清話』(勝部真長編、角川文庫)で、勝はこう語っている。「おれは、今までに天下で恐ろしいものを二人みた。それは横井小楠と西郷南洲(隆盛)だ。横井は、西洋のことも別にたくさんは知らず、おれが教えてやったくらいだが、その思想の高調子なことは、おれなどは、とてもはしごを掛けても、およばぬと思ったことがしばしばあったよ。・・・その後、西郷と面会したら、その意見や議論は、むしろおれの方がまさるほどだったけれども、いわゆる天下の大事を負担するものは、はたして西郷ではあるまいかと、またひそかに恐れたよ。・・・横井の思想を、西郷の手で行なわれたら、もはやそれまでだと心配していたのに、はたして西郷は出て来たわい」。「坂本(龍馬)が薩摩から帰ってきていうには、『なるほど西郷というやつは、わからぬやつだ。少しくたたけば少しく響き、大きくたたけば大きく響く。もしばか(馬鹿)なら大きなばかで、利口なら大きな利口だろう』といったが、坂本もなかなか鑑識のあるやつだよ」。

このように西郷も龍馬も傑出した人物であり、互いに実力を認め合っていた。当時、西郷は薩摩の実質的なリーダーであり、武力討幕は彼の信念であり、基本戦略であった。西郷というのは、己の信念のためならば、自分の命を捨てても惜しくないという男であった。その信念の前に立ちはだかる敵対者の命についても、同じように考えたと、私は推考している。まして、龍馬は侮れない実力、影響力の持ち主であったのだから。

ここで、西郷の戦略家としての心理と行動を如実に物語る証拠を挙げておこう。大政奉還に続く、慶応3年12月9日の王政復古の直後、政治的に慶喜の息の根を止める必要があると考えた西郷は、江戸で浪人を組織して、乱暴狼藉の限りを尽くさせた。御用党と称するこの集団は、強盗、殺人まで起こして江戸の町を荒らし回った。怒った幕府は、遂に薩長軍に対して宣戦を布告する。鳥羽・伏見の戦いが起こり、イギリスの後押しを受け軍備に勝る薩長主力の新政府軍が圧勝する。こうして西郷の狙いは見事に当たり、目的を遂げたのである。
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8 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書|Amazonが確認した購入
書名から想像つかないが、今まで関家新助著『近代日本の反権力思想』など研究書でしか読めなかった「藩論」を全文現代語訳付きで載せているのが素晴らしい。
「藩論」は直接龍馬の業績とはいえないが、明らかに海援隊つながりで龍馬の思想の延長にある。
「藩論」に注目することで自由民権運動につながる龍馬の重要性が明らかになるだろう。
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