2006年の「石の扉」以降、「操られた竜馬」から本作へフリーメ−ソンを題材にされているが、「龍馬の黒幕」はそれまで書かれた物の改訂版といった内容。
読みやすくより整理されているので初めての方へはお薦めだが、「操られた竜馬」を読んだ方には特別目新しさはないかもしれない。
幕末、イギリスの貿易商(武器商人)トーマス・グラバーをはじめとするフリーメーソンが、どのように日本に介入し、龍馬を利用し暗殺したかを歴史的検証を基に筆者の推理により書かれている。
龍馬暗殺の首謀者は未だに謎であり様々な憶測が飛んでいる。龍馬暗殺の動機を持っている人間がそれだけ多かったためだが、グラバーもそのひとりと言われている。
個人的には龍馬暗殺の首謀者はグラバーでは?と思っていたので大変に面白く読ませてもらったが、メーソンメンバーが行ったことがイコールでフリーメーソンの犯行と言えるのだろうか??との疑問もある。
フリーメーソンは謎の多い友愛組合みたいな組織で、ボーイスカウトやロータリークラブなどの団体もフリーメイソンからの広がった団体である。
それではケンタッキーフライドチキンを世界に広めたのもフリーメーソンの食鶏計画だった(カーネルサンダースはメーソンですから)と言っているのと同じ?
大事件があると黒幕と罪を着せられるフリーメーソンだが、メーソンは階層別に別れていて横のつながりは強いが、縦方向へのつながりは弱いように思える。
フリーメーソンから離れて書かれた方が説得力があったような気がする。