はっきり言って私には、難しい部分もありましたが、龍馬が書いた文字を見ているだけでも、面白かったです。特に乙女や身内宛てのリラックスした手紙は、龍馬の自由で大らかな性格が文字に現れています。行を無視して突然細かく書いたり、斜めに曲がっていたり、新婚旅行の報告を絵入りでこと細かく報告したり、有名なエヘン、エヘンの手紙や、日本を今一度洗濯いたし申し候・・などなど、生き生きとした龍馬を感じる事ができます。
伊藤助太夫宛ての手紙に船代をワリカンにしたという文章があります。この中で、几帳面にお金勘定をしている反面、お金の無い人の分は、「金が無ければ出すもの無し」と、あっさり許しています。この手紙の解説にも書かれていた様に豪放磊落さと金銭面の几帳面さを持ち合わせていた龍馬は、やっぱり凄い。。。また、奇をてらわずに丁寧、誠実にこの本を作り上げた著者にも敬意を表したいです。