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龍臥亭幻想(下) (光文社文庫)
 
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龍臥亭幻想(下) (光文社文庫) [文庫]

島田 荘司
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

甦る「森孝魔王」の恐怖!
御手洗潔と吉敷竹史の推理がクロスする!

「この頭部、足部を森孝の具足中に葬れ」
血溜りに浮かぶ生首と切断された片足。発見された第三の死体が、龍臥亭を恐怖の底に叩き落とした。そして、旧日本軍の研究所で行われていた肉体縫合の悪魔的な実験。百年の時空を超えて、伝説の魔王が甦る――。
ファン待望! 御手洗潔と吉敷竹史の推理が、いま初めてクロスする! --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

「この頭部、足部を森孝の具足中に葬れ」―血溜まりに浮かぶ生首と切断された片足。発見された第三の死体が、龍臥亭を恐怖の底に叩き落とした。そして、旧日本軍の研究所で行われていた肉体縫合の悪魔的な実験!百年の時空を超えて甦った伝説の魔王は、何処に向かうのか?ファン待望!御手洗潔と吉敷竹史の推理が、いま初めてクロスする。

登録情報

  • 文庫: 383ページ
  • 出版社: 光文社 (2007/10/11)
  • ISBN-10: 4334743188
  • ISBN-13: 978-4334743185
  • 発売日: 2007/10/11
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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By voodootalk 殿堂入りレビュアー トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
初出は2004年10月25日発表。ミタライ(石岡&里美シリーズとも言う?)シリーズ。龍臥亭8年ぶりの事件。『龍臥亭事件』を読んだ読者でこれを手に取りたくならない人はまずいないでしょう

ミタライ・シリーズは、今ではその登場人物がまるでドラゴン・ボールのように成長し続けている。考えてみるとそれはとても凄いことだ。島田"World"の中で、全てのキャラクターが人生を生き、成長していく。それは通子の娘ユキちゃんですら、である。ということで前作の登場人物が多数8年の年月を経て登場する。そのため逆に言うと犯人は当てやすくもある。

『脳』の不思議さに派生する作品群(『眩暈』・『ネジ式・・・』・『ロシア軍艦・・・』・『魔神の遊戯』)、レオナ中心にのハリウッドを舞台に活躍するまるで外国小説のような作品群(『アトポス』・『水晶のピラミッド』・『ハリウッド・サーティフィケイト』)の一方で前回は石岡和巳一人で奮闘するとともに民話的猟奇事件を題材にした作品群と言うべきものがある。本作もそれにある。これはある意味デビュー作の『占星術殺人事件』への回帰とも言えるのかも知れない。

さて本作も他の島田作品同様、とてつもなく大きなプロット・デザインでできている。これを島田氏は『奇想』と読んでいるのだろう。全てが初めから他の作家の数千倍の大きさに設計されたとてつもなく大きなプロット・デザインでできている。ストーリーはその超巨大プロットのある一点からスタートし、読了後に初めてプロットの巨大な全体像が見えるという鮮やか仕掛けになっている。

読了後の感想を一言で言えば『猟奇伝説型異邦の騎士』が本作である。ということで島田氏のファンならマストでしょう。
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形式:新書
『龍臥亭事件』と『涙流れるままに』を読まずに読むと後悔する作品だと思いました。様々に絡み合った糸がほどけて、やがて一つの線を結んでいく様を感じ取れないからです。 というより、吉敷シリーズと御手洗シリーズをある程度読んだ人でないと楽しめないのではないかと思います。
ミステリとしてはそのトリックと謎解きにあまり新鮮な驚きを感じなかったのですが、全体を漂う雰囲気はやはり島田作品、という感じがしました。
事件が終わったかのように見え、もやもやとした気分で読み進んでいたところにはっとするような結末を見せられて、その読後感に「幻想」というタイトルが意図したものを掴んだような気がしました。
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By jam4
形式:新書
「龍臥亭事件」から8年を経て、二度目の舞台となった龍臥亭で、行方不明になった巫女さんの謎を追うところからミステリーは始まりますが、謎を追う過程はあまり描かれず、次々に起こる事件に対処する方に描写が割かれています。この点はもう少し謎解きに傾注して欲しかったと思います。

島田作品の特徴として、本編とそれを裏付ける(または演出する)別の挿話が随所に現れますが、それはあくまで本編を引き立てるために存在すべきと思います。今回それは成功していたと思います。バランスは良かったかな、と感じました。

あと伝奇的な雰囲気が色濃くて、雪に閉ざされた村の様子などの描写にも優れていると思います。しかし、謎の質がやや今一つであった感は否めません。あと龍臥亭の構造や村の地理的な位置の把握を助けるような図面があればもっと良かった(その方がリアリティも増すし・・)。
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