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本当に、描写は美しく、殺人は惨酷で陰惨で、島田さんが得意とする様式の美しさと惨酷さの世界です。
この作品は、龍臥亭事件とだけつながっているのではなく、島田さんの名作中の名作、異邦の騎士とも強力なつながりがあるし、島田さんの作品(御手洗だけでなく、吉敷も)すべてを読んできたファンにとっては、とんでもなく素晴らしい贈り物である事がわかります。今回、御手洗も吉敷も両方でてきますが、主役はあくまで、石岡と龍臥亭をとりまく自然の美しさです。
でも、前作の龍臥亭も異邦の騎士も吉敷と道子の物語も読んでいない読者にとっては、どうなんだろう?という気はします。結構読者を選んでしまっているかもしれないとは思います。
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