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龍臥亭事件〈下〉 (光文社文庫)
 
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龍臥亭事件〈下〉 (光文社文庫) [文庫]

島田 荘司
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

石岡が遭遇した、岡山県の村での大量連続殺人事件の犠牲者はさらに増え、村は地獄絵の様相に…。村人の言う“村の業”とか“因縁”とは何か?言い知れぬ恐怖が支配する深夜、伝説の男の亡霊が現われた…!?彼による30人殺しとは?現代に甦る昭和史の残忍な悪意とは?御手洗潔の友人・石岡和己が解き明かす五十数年に及ぶ壮大な謎とトリック!傑作巨編。

登録情報

  • 文庫: 586ページ
  • 出版社: 光文社 (1999/10)
  • ISBN-10: 4334728901
  • ISBN-13: 978-4334728908
  • 発売日: 1999/10
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
ミステリーを期待して読むと少しガッカリすると思います。今までこの作者の本を読んできた人ならばまあ我慢できる範囲かもしれませんが、いきなりこれを読む人は何がなんだか、何でこの作者が人気あるのか?と不思議に思うかもしれません。興味ある人はなるべく過去からさかのぼって読むことをお勧めします。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
この著者の作品は
前々から言ってはいますが
読者に推理ということをさせてくれない作品です。
おまけに、真相はわからないところへと
言ってしまっているので
完全推理はきわめて困難になっています。

なので無理して推理なぞしないほうが
楽しめることでしょう。

下巻になると
また新たな犯罪が見え隠れしてきます。
そしてついに犯人らしきものの行動を
目にすることとなりますが…

現代に起きた事件もさることながら
昔に起きた一人の男の30人以上の
殺人事件もまた、恐ろしいものがあります。
そう、これは実は実在の事件がモデルです。
偏見ゆえに心のゆがみを抱えた
一人の男の悲しき殺戮…

そして現代…
これも結局は悲しい
結末となります。
30人までは行かないものの
やはり人間の裏切りが関係していたのですから。

この作品は歴史ミステリーですね。
そう、こんな痛ましい事件もあったのです。
そして現代の事件は…

もはやミステリーという範疇を
越している作品です。
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By voodootalk 殿堂入りレビュアー トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書|Amazonが確認した購入
上巻577ページ、下巻ページ575ページと御手洗シリーズで最長編。上巻は高木彬光氏、下巻は神津恭介氏に捧げられている。

『水晶のピラミッド』・『アトポス』等で試みられた並列的にストーリーが進行し最後に帰結する小説手法はこの『龍臥亭事件』で完成をみたと思える。この後、島田氏は三浦和義事件のような実際にあった事件を取り上げていくが、その橋渡し的な作品が本作で、実際にあって横溝正史が「八つ墓村」で題材にしたことで有名な「三十人殺し」をその並列して起こる事件の根幹のファクターに配置している。

もうひとつ、この後の島田作品で重要な役割をはたす犬坊里美が登場する。御手洗が北欧に去った後の石岡君をハリー・ボッターのヒッポグリフさながらにあちこちへと連れていく(●^o^●)。それとともに本作は石岡君の成長が大きなテーマになっている。つまり、石岡君が事件を解決するのだ。御手洗は電報一通と激励の手紙一通の登場である。ここが面白い。

読んでいて島田氏が最も愛しているキャラクターは石岡君ではないのかな、と思った。里美のような素敵な少女と一緒に石岡君は本作で極めて頑張っている。そこが『君にもできるんだ、もう少しガンバレ。』と励ます御手洗は、普通な普通な読者の僕たちをも励ましている気がしてくる。

僕は本作が現時点の御手洗シリーズの最高傑作だと思う。島田作品の魅力が全てクロスする素晴らしさ。上下巻を併せて豪華装丁で再出版したのも頷けます。必読です。

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