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龍神沼 (シリーズ・昭和の名作マンガ)
 
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龍神沼 (シリーズ・昭和の名作マンガ) [コミック]

石ノ森 章太郎
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容紹介

表題作「龍神沼」は石ノ森章太郎の少女マンガの代表作とも言われる作品で、彼の叙情性がいかんなく発揮された、少女マンガ史に燦然と輝く名作。他に「夜は千の目をもっている」「あかんべえ天使」「金色の目の少女」など秀作を多数収録。

登録情報

  • コミック: 377ページ
  • 出版社: 朝日新聞出版 (2008/7/18)
  • ISBN-10: 4022140046
  • ISBN-13: 978-4022140043
  • 発売日: 2008/7/18
  • 商品の寸法: 20.6 x 15 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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形式:コミック|Amazonが確認した購入
「龍神沼」「夜は千の目をもっている」「あかんべえ天使」など、若き日の石ノ森章太郎が少女雑誌に描いた作品を8作収録されています。
作品の合間に先生の投稿時代からデビュー・漫画家生活の想い出のコメントが挟まれていて興味深いです。

2011年3月の震災による津波の災厄を被ることになる以前に「石ノ森萬画館」へ行ったとき、もう一回先生の作品に触れたいと思った
のがこれらの作品でした。考えつくされた映像の表現手法の技の高さと、それを作り物としてではなく、心に訴えられる筆致の粋を感じら
れる「龍神沼」のすごさ。過日のフランス・イタリア映画を見るような「夜は千の目をもっている」「あかんべえ天使」の人々のすがたと
ほろ苦さもあるエンディング。アメリカンニュー・シネマにも先んじていたのではと思える「きりとばらとほしと」・・・・・。

日本の歴史や経済を描いた漫画で、氏は漫画(付帯的にはアニメなども)の地位を飛躍的に高いものに上げて頂いた偉人でもありますが
、また掛け替えの無い偉大なクリエイターだったことが良く分かる一冊です。
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形式:コミック
本巻に収録されている作品の中で、個人的に気になったのが表題の「昨日はもうこない だが明日もまた…」です。
主人公の水島健二は夢のあるファンタジー漫画を描く漫画家ですが、今の時代に合わないとして、どの出版社からも相手にされません。
そんな健二が偶然出会ったフランス大使館の娘・ミミ。彼女だけは健二の漫画がいずれ喜ばれると応援します。ところがミミは健二と再会するたびに成長した姿で現れるのです。
そしてミミがフランスに帰ると告げた日、健二は理想よりも現実を選んでバトル漫画を描いていたことをミミに知られてしまいます。失望したミミは健二の元を飛び出しますが…(結末は皆さんの目でお確かめください)。

ここで気になったのが健二が描いた漫画。どう見ても「怪傑ハリマオ」です。
元々、石ノ森章太郎先生は少女雑誌中心に活躍されていましたが、「怪傑ハリマオ」のブレイクによりその場を少年雑誌に移すことになります。
この「昨日はもうこない だが明日もまた…」は1961年「少女クラブ」の正月臨時増刊号に初掲載されましたが、一方のハリマオは「週刊少年マガジン」で1960年16号(4月17日)から1961年10号(3月5日)までの連載、それほど離れていないのです。
(参考文献「石ノ森章太郎キャラクター図鑑Volume001」)

ここで「健二=石ノ森先生」「ミミ=石ノ森先生の描く少女漫画のファン」ではないかと思えてしまうのです。
もしかしたら、ハリマオ連載当時の石ノ森先生は、相当悩んでいたのではないでしょうか?新しいジャンルの漫画を描きたい(もちろん健二のように生活が苦しいから、という理由もあるでしょう)。でもそれは、今まで自分が描いてきた作品のファンを裏切ることになりはしないか、という。
深読みのし過ぎかもしれませんが、石ノ森先生の葛藤と当時のファンに対する罪の意識を描いたのではないかと思える作品です。
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