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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
壮大でやりすぎな英雄達の物語,
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レビュー対象商品: 龍盤七朝 ケルベロス 壱 (メディアワークス文庫 ふ 1-1) (文庫)
秋山瑞人氏との共同企画である龍盤七朝シリーズの2作目。
つまるところシェアードワールド企画です。けれど、「龍盤七朝とは何ぞや?」とか「話を理解するのにどちらの作品も読まなくてはならないの?」といった不安は無用。 十二国記や田中芳樹作品が好きな方なら作者名を知らなくても十分楽しめるかと思います。 何故なら世界設定を知らずともとてつもなく面白いのですから! 本書『ケルベロス』の内容を一言で表すなら「壮大」。 想像を絶するスケールのデカさです。 何せ敵がデカい。近づいただけで死ぬ。動いただけで死ぬ。世にいることが何かの間違いとでも言うべき存在です。例に漏れず敵は世界のほとんどを掌中に入れてしまい――主人公達はそれぞれの信念から強大すぎる敵に立ち向かうのですが、当然主人公はただの人。王になる野心を燃やす若き武芸の達人・敵に滅ぼされた王族の末裔・空気を鳴らす鐘つきと、どれもこれも曲者ぞろいですが、さて果たして矮小な存在たる三人は念願叶えて敵を討ち倒すことが出来るのか――というところに本作の面白さはあります。古橋氏はSFの分野でも活躍してきたベテランということもあって、その文章力は確か。多少癖はありながらも、迫力に満ち溢れる文体と軽快で痛快なやり取りはけして飽きさせません。 唯一の欠点は作者が遅筆であるため、なかなか続きが出そうにないこと。続きが気になる!という方は秋山氏のDRAGONBUSTERも読んで続編を待ちましょう。
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
まだ先が分からない感じ,
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レビュー対象商品: 龍盤七朝 ケルベロス 壱 (メディアワークス文庫 ふ 1-1) (文庫)
中華ぽい世界観で気功うんぬんがガジェットなので過去作品のノウェムを思い出しますね。
しかしまだ各キャラクターの魅力を出し惜しみしている感じがして、引っ張り込みは弱いかなあ。 敵は強く大きい、でもまだ主人公たちにそれを打倒できるようになる気配が見えない。 続刊に期待したいところです。
12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
この「怪物」を殺す”怪物”とは?,
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レビュー対象商品: 龍盤七朝 ケルベロス 壱 (メディアワークス文庫 ふ 1-1) (文庫)
この物語は“怪物を殺す怪物”の物語です。 …ですが、本巻においては、そちらの怪物の物語はまだ始まっておらず、 今回、語られるのは、もうひとつの「怪物」、 ”「不死身の覇王」螺'ー(ラガン)” の物語であります。 些か口の悪い言い方をすれば、 「ぼくのかんがえたさいきょうキャラをみろ!」 というのが本巻の話なのです。 …ただし、「かんがえた」の中身は鬼才・古橋氏渾身の造形であり、 その「さいきょう」具合たるや、ちょっと手が付けられないくらい本気の代物なのです。 いや参った。 しかし、「越えるべき山は高い方がいい」とは言いますが、 初っ端でこれだけの「山」を立ててしまったからには、 それすら超える「もう一匹の怪物」が如何なる存在であるのか、 その物語はどのようなものになるのか、現時点では想像も付きません。 ともあれ、まずは大人が本気になって考えた「怪物」が どのようなものなのか、気になる方々は是非御一読を。 そして、この「怪物」すら超えるという「もう一匹の怪物」の物語を 期待して待とうではありませんか。
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