八年ぶりの大賞ということで期待して読んだら、見事に裏切られた。
薄っぺらいキャラクターが、不思議アイテム(なんでも世界を征服することも可能らしい)を探す話。
トレジャーハントといえばそうだが、あまり謎も大きくなく、謎が明かされた時の驚きも全くない。
けど、なぜか謎解きの場面で得意げに謎を明かすキャラクターに、それに本気で驚いている主人公たち……
命の危険があるのに、みんな明るく、軽い気持ちで宝を探そうとするから、ギャグものなのかなと思って読んだら
そのパロディーネタやら、テンプレキャラを少し捻っただけのキャラやら、中途半端に熱い台詞やらで、
読んでいて失笑しかできなかった。
ここまで読んでいることが馬鹿らしくなった作品に初めて出会った。
特に主人公。なにがしたいかさっぱりわかりません。メインヒロインのために命をかけるとか言っときながら、サブヒロインに心惹かれてると他の人に言ったり、
ただの女好き? そのくせ、笑われるのが嫌いとか器の小さいところを見せるし…… まったく応援することができない主人公でした。
ファミ通文庫の大賞の格を下げただけの作品。非常に残念。