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龍の腹 (くもんの児童文学)
 
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龍の腹 (くもんの児童文学) [単行本]

中川 なをみ , 林 喜美子
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,575 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「焼き物の技術を学びたい」という、父の夢に引きずられ、父とともに日本から宋へと渡った少年、希龍。苦難の道程をへて、焼き物の地、龍泉にたどりついた二人の前に、まるで丘をはう龍のような、巨大な登り窯が現れた…。戦乱激しい南宋時代末期を舞台に、陶工として、焼き物作りに身を投じる少年、希龍の命の物語。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

中川 なをみ
山梨県生まれ。日本児童文学者協会所属。著書に『水底の棺』(第43回日本児童文学者協会賞受賞、くもん出版)などがある

林 喜美子
愛知県生まれ。現代工芸美術家協会本会員。林喜美子布絵研究所主宰。日展工芸部門7回入選、仏サロン・ドトンヌ7回入選をはじめ、読売新聞主催他、個展13回開催。「銀座まつり」のポスター等も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 349ページ
  • 出版社: くもん出版 (2009/03)
  • ISBN-10: 4774316261
  • ISBN-13: 978-4774316260
  • 発売日: 2009/03
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 814,397位 (本のベストセラーを見る)
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生きる! 2009/4/30
By 東の閑人 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
20章からなる物語。

表紙は林喜美子画伯。各章の最初のページには薄い影絵のような挿絵がある。わずかに茶色がかった?インクでクッキリと印字された文章は気持ちよく読めます。

時代は鎌倉幕府が開かれてから70年ほど後の頃。九州の博多から父と共に旅立った8才の主人公「太郎」は中国に渡り「希龍」と名乗る。宋王朝の崩壊を経て、元王朝が成立してしばらく経つ頃まで、希龍36才までの波瀾万丈の物語です。厳しい修行の日々が前半3分の一を占めます。その後は元の侵攻に騒然とする世相の中での過酷な旅、様々な出会いや、戦いの中、志半ばで死んでいく人々の姿も描かれており、単純な児童向け小説の域を超えています。

父に捨てられたと思い泣きながら土にまみれて働く内、次第に陶工という仕事の素晴らしさに魅せられていく希龍。人間としてしっかりと自立していく主人公の姿が見られます。舞台は中国、歴史上の人物も多数登場しますが、語られる「言葉」も味わい深いものがあります。特に目立つのが「仕事」や「人生」にまつわるもの。地に足の付いた人間の言葉、力強い言葉があちこちにあって素晴らしい!

児童向けの読み物で「焼き物」に関するものと言えばリンダ・スーパークの「モギ―ちいさな焼きもの師」が 思い浮かびますが、この本は焼き物に関する事でも更に本格的な内容です。陶土に魅せられ、焼き物に魅せられ、自然と、命の輝きに魅せられていく希龍の姿が 感動的です。

「龍の腹」という書名の説明は目に付かなかったのですが、幼いときは泣きながら、成長してからは自らを鼓舞するように語りかけた登り窯のこと であり、希龍自身のことでもあるのでしょうね・・・。懸命に生きることの素晴らしさを感じさせてくれます!児童書ではありますが、本格的な大河小説という雰囲気で大人も楽しめますよ!
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