この本はいわゆる
速読法の本とは異なります。"速読"というより寧ろ"
多読"の効用について解説しています。いろんなジャンルの本を沢山読んでいくと、頭の中で色んなキーワード(概念)が色んな風に繋がってきます。そういう頭で新しい本を手にした時、以前よりも速く読めるようになっていますよ、ということです。「量は質に転化する (More is different)」なわけです。
そして沢山の本との付き合い方が色々と具体例を出しながら書かれています。
・「2割読書法」(→これで「蹴りたい背中」「蛇にピアス」を1時間で内容把握してコメントを作ってしまう… 先生はAmaz○nレビュアーですか?(笑))
・「キーワード探し」(→ これは論文読みでも使える技です)
・「目次の使い方」(→ "
巻末索引読み"という技もありますょ)
…等々、いろんな読み方が紹介されています。(もちろん
三色ボールペンも出てきます)
そして速読・多読が目指すところは、情報の完璧さではなく、考える力をつけるところにある、と説いています。つまり「何かと何かを関連づけ、自分の経験とすりあわせてオリジナルの何かを考える、あるいはアイディアを出す」ことが重要なのです。つまり「contentsからcontextを浮かび上がらせる」ことが肝要なわけです… とここまで書いたところで「
「頭がいい」とは、文脈力である」と同様な結論なのだな、と気付きました。これで齋藤先生の主だった著作は30分〜1時間程度で読めるようになるハズです(笑)。