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鼻/外套/査察官 (光文社古典新訳文庫)
 
 

鼻/外套/査察官 (光文社古典新訳文庫) [文庫]

ゴーゴリ , 浦 雅春
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「正気の沙汰とは思えない奇妙きてれつな出来事、グロテスクな人物、爆発する哄笑、瑣末な細部への執拗なこだわりと幻想的ヴィジョンのごったまぜ」(解説より)。増殖する妄想と虚言の世界を新しい感覚で訳出した、ゴーゴリの代表作「鼻」、「外套」、「査察官」の3篇。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ゴーゴリ,ニコライ・ワシーリエヴィチ
1809‐1852。ウクライナ出身のロシア作家。幻想と妄想に彩られた現実をグロテスクに描き出した。『死せる魂』『ネフスキー大通り』『肖像画』『狂人日記』の小説のほか、『結婚』などの戯曲がある

浦 雅春
1948年生まれ。東京大学教授。チェーホフを中心としたロシア文学、ロシア・アヴァンギャルド芸術の研究を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 372ページ
  • 出版社: 光文社 (2006/11/9)
  • ISBN-10: 4334751164
  • ISBN-13: 978-4334751166
  • 発売日: 2006/11/9
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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28 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 ロシア文学を比較的重視している古典新訳文庫。ドストエフスキー、トゥルゲーネフ、トルストイ、レーニンに続いて、遂にゴーゴリにまわってきました。今回は彼の短編のうちもっとも読まれているといってよい『鼻』『外套』、それに加えて世界的に有名な喜劇『査察官』が一冊の本の中に収められました。
 解説の中で、訳者の浦氏はこれまでは「日常にひそむぞっとするような真実」「人道主義的」といった語句が、これらの作品を語る上で真っ先に登場することを指摘し、そのために幻想小説家ゴーゴリという側面が無視されがちとなり、彼に対する解釈が安直なものにとどめられていることを暗に批判しています。そこで、独特の眼と四次元的な想像力、増殖する妄想を併せ持った彼の魅力を伝えるために、今回の訳では音韻、調子に注意し落語調を用いています(戯曲の『査察官』を除く)。
 この試みは成功しており、驚くほどすんなりと読者は彼の世界に引きずられ、人物の一挙一動をまるで自らが体験してるかのように感じられます。特に小説である前二者においてその感覚は顕著でしょう、『鼻』の奇想天外な展開、『外套』の地味ながら綿密な描写は他の作家のどんな小説の中にも見出すことはできません。今回の新訳がゴーゴリを愛読している方にも、普段あまり文学に馴染みのない方にも読まれることを望みます。

 なお、『査察官』とは通例『検察官』と訳されてきた作品ですが、原語の意味を踏まえてこの題名となりました。別作品ではないので注意してください。(詳しくは本書のあとがきを参照)
このレビューは参考になりましたか?
16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By fffff
形式:文庫
落語調の文章で書いてあります・・・
これは「新訳」ではなく「超訳」と表記して販売すべきものです。
書店で立ち読みして納得してから買う、あるいは他の翻訳を既に持っている人が贅肉的な余裕で購入するぶんには問題ないのでしょうが、それ以外の人が通販で購入するのは危険です。

気に入る人は気に入るでしょうが、気に入らない人はとことん気に入らないと思います。
私は後者です。
一言で言うとおもしろくないのです。おもしろくないので腹が立ちます。
あんなにおもしろい「外套」が、こんなにおもしろくなくなっていると思うとさらに腹が立ってきます。
ゴーゴリと落語を両方ナメてるような気すらします。

「超訳」という表示を表紙に目立つように書いていただきたい。
もう買ってしまったので手遅れなのですが・・・

※「査察官」は戯曲ですので、上記の事項にあんまり該当しません。
文庫で「査察官」を入手したいかたなら気にせず購入されてもかまわないと思います。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
ゴーゴリの中でも特に「鼻」と「外套」は大好きな作品です。

「鼻」は設定からしてありえない(ある役人の鼻が取れて、その鼻が人格を持ち勝手に一人で生活を始めてしまう)のですが、妙な現実味があり抵抗なく読めます(短いし)

「外套」は別に奇天烈というほどの筋ではありませんが(最後に亡霊は出てくるけど)、かわいそすぎる小役人の見事な(?)描写を眺めるだけで十分この作品を読む価値があります。

どちらもまず一回読んだら忘れられなくなるでしょう。

この2作品はすでに岩波文庫で読んでいたのですが、今回新訳が出たと言うことで再度読んでみました。今回の新訳では全て落語調にされており、これが非常によくマッチしてます。軽快でキレがあり、ゴーゴリの魅力がよく引き出されていると思いました。

「査察官」は初めて読みましたが、戯曲でちょっと分量もあるので、全て落語調で読み通すのは少し疲れました。しかしなかなか面白い筋立てだなとは思いました。世界各国で繰り返し演じられているのも納得です。

今昔物語や、それをリメイクした(と言ったら芥川ファンに怒られるか?)芥川作品、星新一などが好きな人はぜひ読んでみてください。「落語調なのはどうなの?」と思われる人は岩波でどうぞ。こちらの訳も秀逸で、十分楽しめます。
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スラップスティックの元祖
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投稿日: 4か月前 投稿者: カミチョフ
面白いと思う。
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投稿日: 16か月前 投稿者: カスタマー254
おっさんシュールすぎるぜっ!!
下っ端官吏のコワリョフはある朝、重大な異変に気づく。鼻が、自分の鼻がきれいさっぱりなくなっているのだ。それだけではない。顔を隠して外に出ると、馬車から降りる役人の... 続きを読む
投稿日: 2010/1/8 投稿者: 倒錯委員長
「ロシア文学」にもこんな作品が・・・
この本を読んで、「ロシア文学」の先入観がいかに誤っていたものか解りました。今まで、「ロシア文学」は、暗い・真面目な作品ばかりだと思っていました。... 続きを読む
投稿日: 2009/1/17 投稿者: ringmoo
こりゃ面白い
... 続きを読む
投稿日: 2008/7/4 投稿者: ヒデボン
生きるとは快楽の花摘むことと見つけたり
なんと、この本落語調で訳されてます。
賛否両論あると思われますが、僕には
読みやすかったし、斬新でした。... 続きを読む
投稿日: 2008/2/29 投稿者: アチオ
そうか、落語と思って読めばいいのか。
... 続きを読む
投稿日: 2007/5/29 投稿者: patella
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