「鼻行類」ほんとにわくわくして読みました。自分も生物系でこういう話は大好きです。新しい哺乳類の発見!発見された時期を考えると新しくはないのかもしれませんが、残念ながら鼻行類の唯一の生息地が核実験によって失われてしまった今となってはもう会うことができないのですから、やっぱりこの不思議な生物はいつまでも新しい存在であり続けるんだと思います。
ただ、あんまりこれはおかしいな、と思ったところも結構あります。まず、挿絵がどうも不自然。ネズミに近いような体系の鼻行類の絵をみて、体系が不自然だなあ、と思いました。なんであんなに丸っこいダルマみたいな形をしているんだろう?
細かくペンで書かれていますが、スケッチはどの程度実際の動物をとらえているんだろう。昔の西洋の絵を思い出します。どうも、生物としてアンバランスなんです。体系のほかに、具体的には目や口が妙に人間くさい点(白目が多かったり)、手の形(どこか違和感)など…。何をもとに挿絵が描かれたのか、気になるところです。
それから、そもそも鼻行類は本当に哺乳類かどうかもまだまだ議論の余地がありそうです。例えば一部の鼻行類は恒温ではないという記述にはとても驚きました。哺乳類の定義から議論しなければならないかもしれませんね…。資料が残っていれば!!こんな未知の生物だから資料がまだ十分でなかったことも考えられますよね?