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ところが、金子直吉が率いる「鈴木商店」は、完全に、歴史の授業から埋没していた。それは、その会社の存在を煙たがったいろいろな人たちの思惑からであり、また、「結果としての敗者」は忘れ去られる運命にあるのかもしれない。
そんな「存在し続けなければならない企業組織のあり方」と「常に戦う経営者の苦悩」を見事に描いた作品である。 序盤は、タイトルの「焼打ち」を史実的に追求していく作者の行動が、あまりにも大変なことに読者は、興味をそがれてしまいそうになる。 しかし、中盤あたりから繰り広げられる企業ドラマは、作者の城山さんならでは・・・といえる。
「時代が違う」とはいえ、「直吉の生きざま」は、21世紀にも通じると思う。
☆「経営者」(自立)を目指す人には、ぜひお勧めしたい1冊である。
(私の友人は、中断できず、これを一夜で読み切ったという)
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