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鼠―鈴木商店焼打ち事件 (文春文庫)
 
 

鼠―鈴木商店焼打ち事件 (文春文庫) [文庫]

城山 三郎
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

大正七年米騒動で焼打ちされた鈴木商店は当時三井三菱と並ぶ大商社だった。それが昭和初頭の大恐慌で消え去るまでの隠された真実と大番頭金子直吉の人間性をドキュメンタルに衝く。解・小松伸六
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

大正年間、大財閥と並び称された鈴木商店は、米価急騰の黒幕とされ米騒動の焼打ちにあった。だが本当に鈴木は買占めを行ったのか?丁寧な取材を経て浮かび上がる、一代で成長を遂げつつも、近代的ビジネスとの間で揺れながら世界恐慌の荒波に消えた企業の姿。そして大番頭・金子直吉の生涯。城山文学の最高傑作。

登録情報

  • 文庫: 386ページ
  • 出版社: 文藝春秋; 新装版 (2011/12/6)
  • ISBN-10: 4167139324
  • ISBN-13: 978-4167139322
  • 発売日: 2011/12/6
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 75,232位 (本のベストセラーを見る)
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26 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
取材力に脱帽 2005/5/17
By 平和 トップ1000レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
昔、神戸に「鈴木商店」という商社があり金子直吉という人が大会社に育て上げたが、金融恐慌で倒産し、その分社として現在の日商岩井や神戸製鋼等があるということは知っていました。しかし日本を代表する多くの大会社の前身でありながら、鈴木商店がどのような会社であったかはベールに包まれています。本書では「米騒動」時において鈴木商店が焼き討ちにあった事件を中心に非常に詳細な取材を行っており、それに派生して当時鈴木商店がどのような仕事をしており、どのような社風であったか。そしてそこに働く人たちのポジションや派閥がどうであったか。金子直吉がどのように会社を考えていたかが非常にリアルに分かります。いろいろな小説を読んできましたが、ここまで徹底的な取材を行った本は初めてで、非常に感動しました。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By pan
形式:文庫
城山三郎が自身で調べ上げて記した、どこにもない史実のドキュメンタリー。
個人的には難解な部分が多く、とても短時間にさらっと読めるものではありませんでしたが、
時間をかけることでかなりはまり込んで読むことができました。
読後、奇しくもダグラス・グラマン事件の海部八郎元日商岩井副社長の言葉が思い出されました。
そして、正義の名の下に歪められて行く歴史の不条理に切なくなりました。
現代の豊かな日本社会は政治だけが作り上げてきたのではないのだということ。
これを知らずして現代の日本社会に何かを大声で語ることなど、
滑稽以外の何者でもないのかもしれません。
このレビューは参考になりましたか?
33 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
『ある時、日本の国を救った。』 ★そんな人物は、私たちは、「歴史の授業で、習った」と思っていた。

ところが、金子直吉が率いる「鈴木商店」は、完全に、歴史の授業から埋没していた。それは、その会社の存在を煙たがったいろいろな人たちの思惑からであり、また、「結果としての敗者」は忘れ去られる運命にあるのかもしれない。

そんな「存在し続けなければならない企業組織のあり方」と「常に戦う経営者の苦悩」を見事に描いた作品である。 序盤は、タイトルの「焼打ち」を史実的に追求していく作者の行動が、あまりにも大変なことに読者は、興味をそがれてしまいそうになる。 しかし、中盤あたりから繰り広げられる企業ドラマは、作者の城山さんならでは・・・といえる。

「時代が違う」とはいえ、「直吉の生きざま」は、21世紀にも通じると思う。

☆「経営者」(自立)を目指す人には、ぜひお勧めしたい1冊である。

(私の友人は、中断できず、これを一夜で読み切ったという)

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