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前巻で激しく生き方を模索していた土方歳三は夢に賭ける。追いすがる薩摩の間諜を追い払い追い払いつつの北行き。甲州、会津と転戦する土方。薩摩の剣豪中村半次郎との果し合い。正史を変えない範囲で新たな物語がつづられていく。
あぁこの本のテーマは男の夢、男の生き方なんだと実感できたとき、北方謙三が用意したラストの意味がわかると思った。
それにしても上巻でもそうだったが、下巻はいよのこと女っ気がない。
夢を汚す男達がいる。高い理想を捨て、自分の世界に入り込み、邪魔者を消していく。
夢に倒れる男達がいる。生き残った者に夢を託し、死んでいく。
夢を捨てた男達に輝きはない。
輝き続ける土方歳三。
その輝きは、悲しみの光を放つ。
土方歳三は、夢を坂本龍馬からもらった。
土方歳三は、その夢を育てた。
そして、諦めず、行動し続けた。
諦めない、諦めない。決して諦めない。
絶対に諦めてはいけない。
最後の、終り方もいい。
こんな土方歳三もいてもいいのだ。
土方歳三を始めとする、幕末に生きた男たち。... 続きを読む
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