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黒部の太陽
 
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黒部の太陽 [文庫]

木本 正次
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

21世紀によみがえる黒部ダム建設工事の苦闘。 北アルプスに山中を貫く関電トンネルの掘削―。 破砕帯と呼ばれる脆弱な土壌、冷たい地下水の大量噴出。 トンネル貫通までの苦闘と葛藤を描く、人間ドラマ。 映画『黒部の太陽』(1968年、三船敏郎・石原裕次郎主演、熊井啓監督)や、フジテレビ開局50周年記念ドラマ『黒部の太陽』(2009年、香取慎吾主演)の原作文庫版。

内容(「BOOK」データベースより)

昭和三〇年代。電力不足の日本を救うため、人跡未踏の地で、巨大ダム「黒四」の建設が始まった。だが工事はトラブルの連続で、ついに「破砕帯」に遭遇、大出水に襲われる。もしこのまま工事が進まなければ、黒四ダムは完成しない。そのとき男たちは、いかにして困難に立ち向かったのか?徹底取材で描かれたノンフィクション・ノベルの傑作。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 369ページ
  • 出版社: 信濃毎日新聞社 (1998/06)
  • ISBN-10: 4784092161
  • ISBN-13: 978-4784092161
  • 発売日: 1998/06
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 57,155位 (本のベストセラーを見る)
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20 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
とてもおもしろく、後半は一気読みだった。
「高熱隧道」と比較して本作に低い評価を付けた方もいらっしゃるが、本作と高熱隧道の両方を読んでみて、どちらが良作、駄作というものではないと感じた。
そもそも舞台となっている時代背景が違いすぎる(第二次大戦開戦直前と戦後)ので、その点が雰囲気に大きな違いを生んでいる。
また、主題ではないことを絡めている点も、小説としてある種の演出だと思うし、人物像の表現にもなっている。
私はそれらの点が本作を低く評価する要素だとは思わないので、興味を持った方には一読をお薦めしたい。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By valli
形式:文庫
人跡未踏と言われた黒部の大自然と戦うトンネル屋の苦闘を描いた秀作だろう。これは平成版であり、加筆された部分が物語の流れをやや止めている感がある。作品を通して「芳賀の黒部」が描かれているが、破砕帯突破という男の世界と娘の運命を重ねているところは人間的と言える。
黒四は水との戦い。黒三は熱との戦いというのが好対照だ。高熱隧道は、戦争継続のための国家命令の下で、掘削事故や泡雪崩等読みながら目を覆いたくなるような工事が強行される様が吉村昭氏の手法で見事に描かれている。黒部の太陽は、木元正次氏の手により、自然との闘いを描きながら、リーダーシップや人間模様を一気に読ませるものである。
私としては、両作品も甲乙つけ難く、前後して読むことをお奨めしたい。また黒部を訪れてみようかと思った。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
私は、いま京都の山奥に住んでいて、仕事の関係上、高圧送電線の近くに行くことが、しばしばあるのですが、いつも感動するのが「大黒部幹線」です。遥か富山県から送電線を繋いで、最後は大阪の高槻変電所に至る壮大な道のりを考えると、胸が詰まる思いです。あいまいな記憶ですが、大黒部幹線の最終鉄塔は723号でした。「黒部の太陽」は建設の苦労もさることながら、その送電に携わった人たちにも、思いをはせる、いい本でした。
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