栗本薫さんが亡くなってしまいました。
グインサーガのここ十巻の展開―小説としてはあまりにも構成が幼稚になってしまったことと
あとがきの深刻な病状から、もう完結することが難しいと思っていました。
それでも栗本さんが亡くなられた、グインが未完になってしまったという事実は
大きい・・・大きいです。
最晩年、栗本さんが必死に書き残したいと思って出した
ラスト十巻―ひらがなだらけの―を読み返し、そして最初の朗々たる巻を読むにつけ
・・・時間の流れと情熱の哀しさを感じます。
よくも悪くも私の心に残り続ける小説です。
失われた結末までの物語は、栗本さんの脳裏にあり、そして私達の心の中にあるのでしょう。
ご冥福をお祈りします。
追伸、
栗本さんはグインサーガを130巻の途中まで書き溜めておりまして
未発表部分は順次発行していくそうです。
死を前にして栗本さんがどんな世界を描いていたのか、私は最後まで見届けたいと思います。