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黒船前夜 ~ロシア・アイヌ・日本の三国志
 
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黒船前夜 ~ロシア・アイヌ・日本の三国志 [単行本]

渡辺 京二
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

名著『逝きし世の面影』から十余年……。
いま漸く、その続編が書き継がれた!
ロシア・日本・アイヌの三者の関係をとおして、北方におけるセカンド・コンタクトの開始を世界史的視点で捉える。――異文化との接触で生じる食い違いなどエピソードに満ちたこれこそ人間の歴史! 渡辺史学の達成点を示す待望の書、遂に刊行!

内容(「BOOK」データベースより)

ロシア・アイヌ・日本の三者の関係をとおして、北方におけるセカンド・コンタクトの開始を世界史的視点で捉える。―異文化との接触で生じる食い違いなどエピソードに満ちたこれこそ人間の歴史!渡辺史学の達成点を示す待望の書、遂に刊行。

登録情報

  • 単行本: 353ページ
  • 出版社: 洋泉社 (2010/2/2)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4862485065
  • ISBN-13: 978-4862485069
  • 発売日: 2010/2/2
  • 商品の寸法: 21.9 x 16 x 3.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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16 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 団塊予備役 VINE™ メンバー
形式:単行本
やや話題になることが少ない蝦夷の歴史をロシア帝国、幕府と松前藩、そしてアイヌの関係から解説したちょっと変わった視点の著書です。エカチェリーナからニコライ1世治世のロシア政治情勢に揺れ動く対日交易政策、対する幕府の綿々と現在に続く金科玉条的硬直性など、直ぐに訪れる黒船と日米関係を彷彿とさせる対処方法、同松前藩に対する幕府の見方(セカンドシチズン的視点)など当時の記録などから垣間見えます。そしてアイヌと松前藩の関わり合い。他国・他地域との相違点は、関係者いずれも経済関係、交易的動機がほとんどと言うことでしょうか。領土的な、いわゆる帝国主義的動機、そしてキリスト教伝導目的が希薄なようです。やはりそこは気候、地勢的要因が影響しているようです。この本は2008年から1年余りの熊本日日新聞の連載が元になっていますが、三国志と言うよりあくまで日本の記録からの視点が中心になっています。アイヌ側の記録がほとんど得られない事情はやむを得ません(元々人口が少ないところに減少せざるを得なかった過程などは、アメリカインディアンの歴史と重なって見えてしまいます)。ロシア側の記録も限定されています。ラクスマン、レザーノフ、ゴローヴニン辺りになると流石に日本側資料が充実しており、その落差が少し残念です。繰り返しですが、意外な方向から論じた面白い本です。
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19 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
江戸中期から黒船来航前まで、
日本北方でロシアと日本が出会い、
外交と国境問題を模索した時代を
分かりやすく説明してあります。

アイヌがいかにしてその存在を失って
いったかも伺え、世界の中の日本という
国の外郭が形成されていく様が理解できます。

歴史好きの方も楽しめますし、
日本人や日本という国について
考えたい方にも良い本ではないでしょうか。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 時代はペリー来航から遡ること80年の明和から文化までの40年間、日本の北方周辺(蝦夷島、千島、カラフト、シベリア等)を舞台に、ロシア・アイヌ・日本の接触をエピソードや人物を中心に綴っている。教科書や一般通史で触れることの少ない分野だけに、初めての話も多くて興味深く、大冊ながら一気に読み終えた。ロシアのシベリア開拓の凶暴さ、日露に与せず国家を造らないアイヌ民族の生き様、商人国家松前藩と徳川政権のすれ違い、レザーノフの長崎での半軟禁生活と帰国後の報復、有名無名の多くの漂流民の話などそれぞれ面白かったし、現在の北方領土・国境問題の前史として読むことも可能だ。
 クライマックスは最終章の「ゴローヴニンの幽囚」だろう。千島列島を測量していたゴローヴニン艦長はクナシリで捕らえられ松前で抑留となるが、函館奉行所の幕府官僚の高い見識や公平さ、通詞達の向学心、牢番卒や庶民の異国人捕虜への同情と優しさに当時の日本人の美質を認める(著者の前著「逝きし世の面影」に通じる話だ)。また、副官リコルドと高田屋嘉兵衛の出会いも劇的だ。ゴローヴニン救出のために再度来航したリコルドはクナシリで嘉兵衛の船を拿捕しカムチャッカまで連行するが、2人は肝胆相照らす仲となり、再々度の来航時にリコルドは函館奉行所との交渉を嘉兵衛に一任する。この交渉は捕虜交換をもって一件落着となるが、合わせてレザーノフの来航以来日本国民からも期待されていた日露の交易開始や国境画定協議はすべて拒否となり、以降国交は途絶える。
 歴史にIFは禁じ手ながら、著者も示唆するように、あの時徳川幕府の手で日露の国交を樹立し開国していたならば、その後の日本近代史はどうなったであろうかと、ついいろいろと想像したくなる。また、著者は北方史の他に、琉球・沖縄の黒船前夜にも関心があるようだ。本書の続編として南方史が出版されることが待たれる。
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面白い 幕末期の日本人がよく描かれている
 ゴローブニンの捕囚に至る日露の動向、その狭間におかれた
アイヌの動きが通史として簡潔に描かれている。この問題に... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: ペリカン堂
まさか…
先行レヴューが指摘するとおり、ともすれば米国の影に隠れがちな露国の幕末交渉史の一面を、改めて(初めて、ではありません)正当な位置付けを与えようとする努力は評価しま... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: 無学堂
日本とロシアの友情が芽生えた瞬間があった
時代は、1739年の元文の黒船来航から、1771年のはんべんごろう事件、1792年のラクスマン来航、1804年レザノフ来航、1811年ゴローニン事件までを扱う。ま... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: なおき
面白かった
面白かったです。
非常に勉強になりました。
読み易い作品だとは思いませんが、読む価値のある作品だと思いました。... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: 太
「北方領土」前夜
黒船と言えば、ペリーの乗った黒船をイメージしやすいのですが、この本は、北海道以北の日本、ロシアの18〜19世紀前半を扱います。ペリーの浦賀来航は1753年のことで... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: tomo1943
大佛次郎賞に値するのか?
独自のものは特に無し。すでにある研究や説をミックスしただけに思える。
ファンタジーと思えば、それも良し。
投稿日: 14か月前 投稿者: takenakanao
北方の三国志
黒船襲来と言えば、1853年のペリー来航を思い浮かべる人は多いだろう。しかし、そこから時を遡ること50年以上前、鎖国をしていた日本に対して、ロシアが開国への扉を開... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: naichi
オリジナリティに疑問 
『逝きし世の面影』ほどの愚書ではないが、大佛次郎賞をとるような名著でもない。ここに書いてあるようなことは、既に先行研究に書いてあることであって、オリジナリティに乏... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: 小谷野敦
優美な黒船来航前のドラマ
... 続きを読む
投稿日: 20か月前 投稿者: ishilinguist
日露交渉史
本書はテーマが珍しい。
江戸の頃の日露交渉史を著した本。... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: 海月
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