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黒船以前―パックス・トクガワーナの時代 (中公文庫)
 
 

黒船以前―パックス・トクガワーナの時代 (中公文庫) [文庫]

中村 彰彦 , 山内 昌之
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

パックス・トクガワーナ(徳川の平和)は、なぜ二五〇年の長きにわたり続いたのか。江戸開府前史から黒船来航前夜まで、江戸への造詣の深さでは人後に落ちぬ二人が、世界史的視野から縦横に語り合う。従来の江戸時代観を一新する刺激に満ちた対論。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

中村 彰彦
1949年、栃木県栃木市生まれ。東北大学文学部在学中に、「風船ガムの海」で第三十四回文學界新人賞に佳作入選。91年より執筆活動に専念。87年、『明治新選組』で第十回エンタテインメント小説大賞、93年、『五左衛門坂の敵討』で第一回中山義秀文学賞、94年、『二つの山河』で第一一一回直木賞、2005年、『落花は枝に還らずとも』で第二四回新田次郎文学賞を受賞

山内 昌之
1947年、札幌市生まれ。北海道大学文学部卒業。東京大学学術博士。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。イスラーム史・国際関係史、中東イスラーム地域研究を専攻。87年、『スルタンガリエフの夢』でサントリー学芸賞、90年、『瀕死のリヴァイアサン』で毎日出版文化賞、91年、『ラディカル・ヒストリー』で吉野作造賞、2002年、一連の業績に対して司馬遼太郎賞、『岩波イスラーム辞典』(共編)で毎日出版文化賞を受賞。06年、紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 331ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2008/09)
  • ISBN-10: 4122050480
  • ISBN-13: 978-4122050488
  • 発売日: 2008/09
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
面白さに一気読み。親本はコイズミ時代の「構造改革」などというキャッチフレーズが飛び交っていた時のものである。
中村彰彦の保科正之びいきが理由のないものではないことがわかる。松平信綱以上に高い評価を与えている。
1点、歴史学者のあいだではどういうことになっているのか知らないが、田沼意次に対する評価は、著者2人のなかでマイナスの印象が強い。山本周五郎の『栄花物語』を愛読する評者は意次にシンパシーを持っているのだが。学界では評価は定まっているのだろうか?
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By ishilinguist トップ500レビュアー
形式:文庫
 江戸時代を舞台とした小説を多くものしている中村彰彦氏とイスラーム・国際関係研究の山内昌之氏の対談。「歴史」を生業にしながらも、大きく分野の違う二人が江戸について語ると、多くの豊かな知見が飛び出した。本書はそんな楽しく実り豊かな歴史観が立体的に浮かび上がる。
 グローバル大航海時代の荒波に抗した徳川政権、鎖国というよりもむしろ「開国」である、保科正之や徳川綱吉の評価、三大改革、近づく維新幕末へのカウントダウン・・・江戸時代に対する研究というのは薩摩出身の重野安繹によって大きくゆがめられたものであるという。
 薩長中心のゆがんだ歴史観に対する異議申し立てはあちこちで続けられているが、本書も肩ひじ張らずに生き生きとした、楽しい江戸時代の様相を愉しむことができる読みやすい一冊である。
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By
形式:文庫
江戸時代を代表する権力者たちを博識な二人が語り合うという点で、楽しく読める本である。さまざまなエピソードが語られ、権力者たちの人物像を眺めながら気楽に読み進めることができた。
ただ、江戸時代を見直すという面で評価するとなると、視野がミクロに過ぎ、政策の内容をあまりに権力者個人の人格に追わせすぎる点、論法が古臭く残念である。また語られている江戸時代像や人物像も旧来の定説を踏襲した感じであり、「はじめに」で表明された「定説をならべて満足しない」などの目標が達成されているとは思えない。
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