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黒祠の島 (新潮文庫)
 
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黒祠の島 (新潮文庫) [文庫]

小野 不由美
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (52件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

嵐の夜、孤島で巻き起こる猟奇殺人!
本格ファンを唸らせた傑作!
●本格ミステリ3位(原書房『2002本格ミステリーベスト10』)
● 『ダ・ヴィンチ』4位(Book of The Yearミステリー部門)
作家葛木志保(かつらぎしほ)が失跡した。パートナーの式部剛(しきぶたける)は、過去を切り捨てたような彼女の履歴を辿り「夜叉(やしゃ)島」に行き着いた。その島は明治以来の国家神道から外れた「黒祠の島」だった……。嵐の夜、神社の樹に逆さ磔にされた全裸女性の死体。さらに、島民の白い眼と非協力の下、因習に満ちた孤島連続殺人が! その真相とは? 実力派が満を持して放つ初の本格推理。
黒祠とは
明治政府の採った祭政一致政策によって、神社は信仰の対象ではなく、国民が義務として崇拝する対象とされた。神社は国家の宗祀(そうし)として社格制度のもとに統合され、国家の施設とされた。全国の神社は位階制によって整然と編成され、行なわれる祭祀も国家の定めた様式に統一された。この統合に与(くみ)しないものは迷信として弾圧されなければならなかった。 国家神道の中にあって、黒祠とは、統合されなかった神社を言う。それは迷信の産物であり、言わば邪教である。

--このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

「そう―ここは黒祠なのですよ」近代国家が存在を許さなかった“邪教”が伝わる、夜叉島。式部剛は失踪した作家・葛木志保の姿を追い求め、その地に足を踏み入れた。だが余所者を忌み嫌う住民は口を閉ざし、調査を妨害するのだった。惨事の名残を留める廃屋。神域で磔にされていた女。島は、死の匂いに満ちていた。闇を統べるのは何者なのか?式部が最後に辿り着いた真実とは。

登録情報

  • 文庫: 479ページ
  • 出版社: 新潮社 (2007/06)
  • ISBN-10: 4101240280
  • ISBN-13: 978-4101240282
  • 発売日: 2007/06
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (52件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 184,182位 (本のベストセラーを見る)
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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By
形式:文庫
閉ざされた島で根付く信仰。
終幕へ向かうにつれ二転三転する事態、次々と明らかになる事実。
人々を無言で支配する馬頭は、伝説ではなく、実在するものだった…。

内容の濃さと読みやすさはさすが、と思います。
次々と明かされていく謎を頭の中で整理しながら読むのが大変でした。
本土とは慣習の異なる隔離された"島"という舞台は、屍鬼と似ていると思います。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
実はこれ、横溝正史の短編を小野不由美が長編にリメイクしたものなんです、といわれたら信じてしまいそうな、そんな作品です。(もちろん違うんですよ、念のため。)

古い因習の残る島、猟奇的な殺人、といったおいしそうな材料が出てきます。
が、連続殺人が次々と起きるというわけではなく、全体に地味ではあります。
逆にいうと、その地味な話を、ここまで読ませてしまう作者の力量をほめるべきでしょう。
筆運び、細部へのこだわり。そんなものが作品を支えています。

細部へのこだわり、ということで、ひとつの例をあげます。

行方不明の人物を探す主人公が、ある重要人物と会談します。
そのとき、重要人物は、人払いしようとします。
しかし、まわりは逆らおうとします。
結局は、重要人物が重ねて人払いし、お付の者が「自分もついていますから」と押し切ります。

どうです。時代劇にでも出てきそうな、実にありきたりのシーンです。
最初読んだときには、まず大抵の人がすんなりと読み飛ばすでしょう。
しかし・・・。
全編を読み終わってから、再度読んでみてください。
まったく違った意味がこめられていることに気付いて、ぞっとするはずです。
私自身は、ここまで細部にこだわる作者の執念に、肌が粟立ちました。

読み終わってから、やたら尾をひく作品でした。
このレビューは参考になりましたか?
29 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By "m_fu"
形式:文庫
同作者の「屍鬼」に非常に心を動かされ、思わず購入しましたが、残念ながら屍鬼を超える域にはこの話は達していません。

謎解きは確かによく練られていますが、読者がまず、この「島」の特殊事情を全て納得するものとしての話の進行の仕方は、やや強引といえるでしょう。加えて、文庫1冊の長さにしては登場人物が多く、また入り組んだ人間関係のため、途中から読者を置き去りにしてしまっている感があります。実際にはあり得ない設定の「屍鬼」の方が、この「黒祠の島」より説得力があり、恐さがあり、また悲哀があったのはなぜでしょう?
やや厳し目ですが星は二つ。ただ、もしまだ同作者の「屍鬼」をお読みでなければ、強くそちらを推奨します。この作者の好き嫌いはそちらを読んでから決めるべきでしょう。

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とても怖かったのに…
一回読み終わってしばらくしてから、ゆっくり再読…すると…「え!?これしか殺されてないの!」昔の事も入れれば増えますが、凄くビックリする少なさです。... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: つんどく
評価が分かれたのは・・・
この本を購入する前に、ここのレビューを見て、結構評価が分かれた作品だなと思いました。... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: さくらん
楽しめた
とても楽しめました。
小野さんの作品の良さは、やはり文章力でしょう。... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: golbatoko
大人な小説だと思いました
序盤こそは島の説明や、登場人物を頭に入れていくために乗り切れませんでしたが、やはり小野さんのしっかりとした文章力は安心して読み進められます。ミステリーというと、猟... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: JT
おもしろいほうではないでしょうか
タイトルのインパクトほどではありませんが、減速することなく読めた気がします。... 続きを読む
投稿日: 20か月前 投稿者: ケロン
あれ・・・あれれ?
少し癖のある文章かとは思いますが、
読み出すと止まりません。
「最後の最後で、そうきましたか!」... 続きを読む
投稿日: 2010/4/21 投稿者: FuFuEt
狙いがサッパリ見えない凡作
夜叉島と言う邪教が支配する孤島を舞台にした作品。物語は調査事務所の式部が失踪した葛木と言う女性を追って、葛木の出身地の夜叉島に辿り着く所から始まる。島の住民は余所... 続きを読む
投稿日: 2010/1/8 投稿者: 紫陽花
3回も…
こんなに印象的なタイトルなのに、きれいに忘れて、なんと3回も買ってしまった。... 続きを読む
投稿日: 2009/12/31 投稿者: hondara
道具立てや描写は良いのですが…
道具立てや綿密な描写、文章や全体の構成等は素晴らしく、途中まではかなり楽しめました。しかし神領浅緋が登場しアリバイがどうの動機がこうのと語り始めた所で一気に醒めて... 続きを読む
投稿日: 2008/7/29 投稿者: 馬頭
閉鎖的社会を書かせたら天下一品
... 続きを読む
投稿日: 2008/7/22 投稿者: ホレイシア
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