話の内容が薄いとか、ミエミエの伏線が放置されまくりだとか、
いろいろと不満はあるのだが、いちばんの問題は主人公だろう。
ヒロイン「クロ」に対する虐待の描写などは、作者の性癖なのか
編集部の意向なのかは分からないが、非常に気分が悪い。
そもそも主要キャラは社会常識の欠落した性格破綻者ばかりだ。
主人公の祖父だけが唯一まともな人間だったが、すでに故人。
この作品を読んだ外国人が主人公や日本人への好感度を
下げまくる気がするのは自分だけだろうか。
こんなものがアニメ化されたりした日には、スクウェアエニックス
の大幅な企業イメージのダウンにとどまらず、日本や日本人全体が
世界中の嫌われ者になる日も決して遠くはないだろう。
でもまあ、スポンサー番組のクオリティには大らかな同社のことだから、
きっとこの作品もいずれアニメ化されるのだろう。
本当はこの辺で話をまとめて終わらせておけば、作者にとっても
雑誌にとってもまだ良かっただろうに、完全に潮時を逃してしまった印象だ。
ただ、8巻が最低の状態だったことから(これ以下になったら
さすがのスクウェアエニックスでも打ち切りしかない?)、連載中の
本編ではだいぶ持ち直している。
だからと言って、そこそこ面白くなったとか、今後に期待しているとか、
この先の展開が楽しみだとかいう感覚は微塵もないのだが。
韓国の人々にとって、日本人のイメージはこの程度なのか……。
そんなことを考えると暗澹とした気分になる。
追記
その後に放映されたアニメ版や2011年現在の連載では、主人公の性格や人間関係に
かなりの改善が見られます。
特に原作は韓国からきたスーパーキャラにおんぶに抱っこの形での立て直しです。
だからと言って、単行本の購入を再開したいというほどではなく、ガンガンを買っても
読む気にならないことの方が多いくらいですが。