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黒猫/モルグ街の殺人 (光文社古典新訳文庫)
 
 

黒猫/モルグ街の殺人 (光文社古典新訳文庫) [文庫]

ポー , 小川 高義
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

■黒猫の真の恐怖がよみがえる。眩惑へと誘う、ポーの決定訳

怪奇趣味の奥に仕掛けられた真の狙いとは。難解な原文の中に著者ポーが残した手がかりから、「現場」を見事に再現する、翻訳家=探偵の「名推理」がここに。

内容(「BOOK」データベースより)

推理小説が一般的になる半世紀も前に、不可能犯罪に挑戦する世界最初の探偵・デュパンを世に出した「モルグ街の殺人」。160年の時を経て、いまなお色褪せない映像的恐怖を描き出した「黒猫」。多才を謳われながら不遇のうちにその生涯を閉じた、ポーの魅力を堪能できる短編集。

登録情報

  • 文庫: 219ページ
  • 出版社: 光文社 (2006/10/12)
  • ISBN-10: 4334751105
  • ISBN-13: 978-4334751104
  • 発売日: 2006/10/12
  • 商品の寸法: 15.3 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ringmoo トップ500レビュアー
形式:文庫
今回こうしてポーの作品を読んでみて、先ず思うのは、こんなに「前置き」が長かったっけと言うことです。
作品によっては、半分くらいに渡っているものもあり、訳者は「落語調」だと「あとがき」で書いているが、明治の訳者でそこをすっぱり切り落として訳した訳者もいたとか。
解る気がします。

この本に集められている短編は、「ひねくれた精神」であり、自分を見つめる第三者と言った内容が多く、「黒猫」と内容的に繋がりの深い作品が多く集められています。
その意味では、ポーの中での「黒猫」の位置づけが理解できる短編集と言えるかも知れません。

「モルグ街の殺人」については、「探偵小説」の先駆けとして余りにも有名な作品なのですが、こうしてちゃんと原文の訳を読んだかどうか自信がありません。それくらい「子供向け」にリトールドされたりしており、どれが本物か解らなくなっています。
しかし、こうして読んでみると、確かにこの後登場する様々なミステリーの多くの要素がここにあるなと思います。

こうした新訳が出なければ、なかなか読む機会もなかったろうし、読みやすくて大いに楽しめました。
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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
黒猫、老人の眼、自身の分身など

――「彼」にとって消したい存在、否定したい存在。

けれどもその否定したい存在こそが

「彼」にとってあるべき姿へと誘う存在。

躍動する否定者・物。

それを押さえ込もうとする「彼」。

「彼」のあるべき存在をめぐって

「彼」と否定者・物が繰り広げる奇怪な

物語が収録されています。

『モルグ街の殺人』などを読んでいて、

ポーの文には無駄なところはなく、

明晰な文体になっていることに

改めて感嘆しました。
このレビューは参考になりましたか?
16 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
優れた訳 2007/5/11
形式:文庫
 『さゆり』『停電の夜』などで名高い、小川高義氏による訳文がとてもいきいきとして読みやすい。
 「アモンティリャードの樽」には訳者の創意が加えられており、それでいて原著を損なっていないことに驚かされる。
 岩波文庫の八木敏雄氏の訳(これも優れたもの)と読み比べてみることをお勧めしたい。
 残念なのは、ボリュームが少ないわりに、同じ傾向の作品(自己破壊衝動もの)が並ぶこと。
 「アッシャー家の崩壊」や「盗まれた手紙」「赤き死の仮面」「リジーア」など、小川氏ならどのように訳すのか、ぜひ続刊を期待したい。
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