(ストーリーには触れませんが、鑑賞されてから読まれることをおすすめします。先入観なく見た方がぜったいに面白いです!)
激しいドタバタ劇、爆笑の連続、1秒たりとも退屈しません。疾走するゴッドファーザー、豚のむしゃむしゃ、たまりません。鞄持った浮遊死体も、どうしようもないお父さんも、テントウムシも大好きです!
ドタバタでごちゃごちゃ、なのに、この映画、単なる混沌じゃなく案外スッキリしている、その理由を考えてみました。
黒猫と白猫がいつもペアで走り回っているように、色々が対称になっている気がします。(私見です)
黒猫と白猫。十字架とドラッグ。死と生。などなど。
あと、前半と後半で、対称になっているものも、あるような気がします。(私見です)
船から始まり、船で終わります。食べ物で始まり、トイレで終わります。
・・・そんな細かいこと、どうでもいいのです。最終的には全部がごったまぜです。
黒猫・白猫。十字架・ドラッグ。死・生。秩序・混沌。全部ごったまぜ!
混沌はカオス、でもカオスの反対のコスモスは秩序というよりいっそ宇宙!・・・そんな感じの映画です。
お金はぐるぐる回り、ガチョウは走り回り、音楽は鳴りまくり、人々は踊りまくる。
善人が1人もいません!すばらしい!
最近テレビで黒猫を扱ったドラマを見ましたが、きっと本作と同じ何かを表現したいのだろう、と思われるのに、あちらは陰性、こちらは超弩級の陽性。本作鑑賞にてアタマのネジがすっとんだ私は、日本のドラマはしばらく受け付けなくなりそうです。
余談ですが、主人公(?)の男の子が鳴らしている、「びよーん」という音がする楽器、北海道土産の「ムックリ」に、そっくりですね。