シリーズの「積ん読」が七冊、ようやく1.2巻を読んだ感想です。
父の遺した楽譜を捜す為、男子しか入れない聖楽学院に二歳年下の弟の名を借りて晴れて入学した15歳のヒロイン・アティーシャ。
ヒロインの周りは王族の第十三王子「光の王子」サリアン様、その従者にして「炎の騎士」ネイト、黒髪魅惑ヴォイスの謎の色気魔人ジェッツら上級生の美形が綺羅星の如く、です。
早々にネイトに女であることを知られてしまって、その事実発覚が主へ波及することを恐れた彼のスパルタ的全面協力で、アティーシャはスクール・ライフをある意味満喫してる(笑)。
いちおう楽譜捜しもしてなくはないんだけど、捜すのがメインじゃなくて捜すことによりジェッツとの危険な仲?が進む…、みたいな?(笑)。
このお話、どうも美形キャラ達の造詣には力が入っているようですがヒロインは…。
天性の唄の才、耳が良いなど「持ってること」を意識していない与えられた部分は、誰もが羨むものを持っているのですが。
最難関の入学試験を突破する為したはずの勉強はすべて忘れ去っているわ、人の話が難しければ最初から理解を諦めているわ…、頭使うのが苦手なのはわかるけど。
そして今回の彼女は、怪談を異様に怖がり黒猫を忌み嫌う設定なのですが、何気にすごく大げさです。主人公というより男性陣キャラを引き立たせるための狂言回しみたいになってます。
自分が「勉強は嫌い、食べてれば幸せ」みたいな、裏表がない天真爛漫さが愛されてる仕立てのヒロインに厳しいからそう見てしまうのかも。
と言いつつ、華やかな口絵イラストも雰囲気バッチリだし、先輩方から同級生、果ては謎の臨時講師まですっかりJ●NONばりキャラ・カタログは満喫してるんですけれど。
「白の女王」怪談の真相解明にあたって、『楽譜』絡みの動きがあったり、王族にまつわる不穏な予感等が匂わされたり話も動き出しそうなので、ヒロイン自身の活躍を期待したいです。