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弁護士、画家、数学者、暗号専門家、科学者・・・職業も興味もバラバラで、単に親睦を深めるための集まりなのだが、月一度の会合の席では何故かいつもミステリアスな事件が飛び出す。そして各人の推理合戦と化すのだが、いつもあっさりと謎を解いてしまうのは控えめな給仕のヘンリー!
謎解きも面白いが、勝手な推理を展開する面々に対して、見事に解き明かしてしまっても控えめなヘンリーの対比が面白い。しかも事件のバリエーションも豊富。アシモフの推理短編は傑作揃いで、本当に多才な人だと思う。
彼が編者の短編集『16品の殺人メニュー』は、食べ物飲み物を利用したミステリ集で、こちらも多士済済。
この「黒後家蜘蛛」同様に、探偵自身の個性は出てこず、謎だけが次々と解けるタイプのものでは、バーテンがヘボ探偵の持ち込む難事件をあっさり解決してしまう「三番館シリーズ」(鮎川哲也)がある。こちらも肩が凝らず、おすすめ。
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