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黒山もこもこ、抜けたら荒野  デフレ世代の憂鬱と希望 (光文社新書)
 
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黒山もこもこ、抜けたら荒野 デフレ世代の憂鬱と希望 (光文社新書) [新書]

水無田 気流
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

「なんとなく不公平だ」「なんとなく真面目に努力しても報われない」「なんとなく以前よりも社会がぎすぎすしている」----現在、社会の気運として「体感格差」は確実に上昇している。この現状は、一体、何を意味しているのか。中原中也賞受賞、気鋭の30代女流詩人が、その「正体」を鋭く分析する。

内容(「BOOK」データベースより)

不安、絶望、締念―「体感格差」の正体。中原中也賞受賞、気鋭の30代女流詩人が問う、「凡庸な人生」から見える、ニッポン社会のゆがみ。

登録情報

  • 新書: 230ページ
  • 出版社: 光文社 (2008/1/17)
  • ISBN-10: 4334034349
  • ISBN-13: 978-4334034344
  • 発売日: 2008/1/17
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 4.0 不思議ちゃん放浪記, 2009/11/1
レビュー対象商品: 黒山もこもこ、抜けたら荒野 デフレ世代の憂鬱と希望 (光文社新書) (新書)
自身の半生を、社会学的視点から、おもしろおかしくコラムにしてしまった本ですね、これは。30代のインテリの希望・悩み・不満・不安が手に取るようにわかります。一読をお薦めします。
ただ、いくつか気になる点も、、、。
1) 欧米文化圏がロー・コンテクストと言い切ってしまっています。欧米でも空気読みますし、言語の背景の深さは日本語よりはるかに深いです。日本語の曖昧さ、日本語の擬態語のもつ幼児性などにも触れずに、日本がハイ・コンテクストと二元論で決め付けるのはいかがなものかと。
2) 「海外へ安い人件費を求めて出て行こうとする企業には、その安い人件費分のうまみを社会に還元して余りあるだけの税率をかければいい」というクローズはいただけない。経済のグローバル化を理解できていない。法人税率の安い国に本社を移転する時代である。日本が法人税率を上げたら、アメリカの後を追い、現在進行中の産業空洞化が加速するだけである。経済学も、お勉強しましょう。
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25 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 煽り文に騙されてみると・・・, 2008/1/21
レビュー対象商品: 黒山もこもこ、抜けたら荒野 デフレ世代の憂鬱と希望 (光文社新書) (新書)
出版社の内容紹介を見ていると、真っ当でかつ最近ありがちな格差や世代論かと一瞬思う。「中原中也賞受賞、気鋭の30代女流詩人」と書いてあり、若干身構えてしまう。がしかし、読み始めると同時に、その印象は大きく変わる。

ありていに言えば、本書は「自分語りエッセイ+社会評論のエッセンス」とも言うべき内容である。そして、良い意味で期待を裏切り、滅茶苦茶面白いのだ。もっと言うと、「自分語りエッセイ部分」の方が打点もインパクトも圧倒的に高い。神奈川の郊外に育った少女がどう生きていってどんな大人になっていったか、そのリアリティのある日常がユーモアたっぷりに書かれている。僕からすると、自虐と教養とサブカルと素直な自己開示のブレンドが絶妙にツボであった。

「平凡な家庭で育ちバックボーンとしてのドラマを持たないが、なぜか群れることができず、マイナー志向の文化系体質。でもなんとか生きてます」そんなヌルい属性を持つ読者にはたまらない一冊。いや、そんな限定された読者のみならず、万人にオススメの一冊だ。
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19 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 おだやかで、まっとうな, 2008/2/4
レビュー対象商品: 黒山もこもこ、抜けたら荒野 デフレ世代の憂鬱と希望 (光文社新書) (新書)
1970年生まれ、団塊ジュニアとして郊外のベッドタウンで育った
著者による、自身の身の上に照らし合わせた時代時代の雰囲気の話。

タイトルの「黒山もこもこ」が何か気になったのですが、
団塊ジュニアとして、大勢の人とともに成長してきた著者の原風景で、
黒い頭がもこもこと見えている様なのでした。

たくさんの競争相手と競いながら、ようやく学校を卒業するときには
不況で就職氷河期。
なんとか勤めた仕事もすぐにやめ、大学院に入学する著者は
こつこつと働くことで子供たちを育て上げた父親からは
理解を得られません。
そういった世代間の感覚の差や、時代ごとにかわる「普通」の感覚を
自身の生活と照らし合わせて語られています。

著者は詩人と大学の非常勤教師の二足のわらじをはいているだけあり
すごく博識なのですが、決して難解な解説に徹することなく、
やわらかな言葉で、おもしろく自身の論を述べています。
押し付けるようなところは一切ありませんが、
内容はきわめて誠実で、まっとうで、心に残る論がたくさん拝読できました。
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