黒夢の活動停止から10年が経ちました。
当時、ラバーソールを履いて、シルバーアクセをつけて、
髪を金髪にして、「SPRAY」を熱っぽく口ずさんでいた二十歳の僕も、
今はヨレヨレのスーツを着て、靴をすり減らして営業して、
毎日「ドアの向こう」のお客様に頭を下げています・・・。
10年という歳月を経て、僕もファンの方々も清春も皆、
年を重ねたのだなと思います。
夢と現実に対して、もがく様に泳いできたのは、皆一緒なのではないでしょうか?
あの頃と同じ気持ちで黒夢の唄を聴くことはできなくなったけど、
今は、今の気持ちでこのアルバムを聴くことに意味があるのではないかなと思います。
優しさと深みが増した「FOR DEAR」「ICE MY LIFE」「Miss MOONLIGHT」「NITE&DAY」
大胆にアレンジが変わり個性とエッジが強くなった「優しい悲劇」「ピストル」
骨太に変わった「BEAMS」「MARIA」
唯一アルバム曲で取り上げられた「HAPPY BIRTHDAY」
そして、黒夢の代表曲として堂々とした存在感を放つ「LIKE A ANGEL」と「少年」
今回のアルバムで選曲された曲がどのようにして変化したのか?
その背景に何があったのだろうか・・・
そうしたことを考えながら聴くのもこのアルバムの一つの楽しみ方ではないでしょうか?