全32話です。
これまでは人間の恐ろしい話を発表してきた黒史郎氏ですが、今回は初の実話怪談本ということで嬉しい限りです。
ただ、実話怪談に初挑戦した
FKB話 怪談実話 饗宴 (竹書房恐怖文庫)に収録されていた3作がとても良いと感じていただけに今作に収録されている話はちょっと弱いものが多いかなぁと思ったのと、後述の理由で☆を1つ減らしました。
しかし、氏の父や祖父といった近しい人間が氏に負けず劣らず変人ばかりな上に、怪談が舞い込んでくるタイプであるため今後に期待大です。
個人的にオススメは、
泣ける話
バチ
たぬき
デパート恐怖症
夜の暖簾
母泥棒
祖父と亀と仏壇と
狭間の壁
黒父3−水溜まり
サユリ
酒癖手癖
です。
〈泣ける話〉〈夜の暖簾〉〈母泥棒〉が特に好きです。
なんだか唐突に終わる話が多い気がしました。読み進めるうちに段々と盛り上がってきて、ここからどうなるんだろうと期待していたらあっさりと終わってしまう。実話なんだから全てにオチなりハッキリとした因果があるとは限らないのですが、ちょっと説明不足とも受け取れてしまいそうですね。