ガンダムやマクロス、漫画の名作「ポーの一族」のように主人公が代替わりして物語が続いていくものは山のようにあるのに、どうしてセバスチャンとシエル二人だけが主人公でないとこんなに叩かれるのか私にはわかりません。原作者枢先生が決めたラストは「ハンナのように悪魔として魂を食らう一瞬の快楽の後の永遠の孤独と、魂を食らえずとも永遠の主従である事、どちらが幸せですか?」という「悪魔」に重い選択を突きつけたものであると思います。
黒執事'2は、一言で評するなら「対比」です。チェスの駒のように、シエルとアロイス、セバスチャンとクロードという計算され完全に「逆」に作られた二組の主従。そして「失う悲しみと愛を知った悪魔・ハンナ」の存在。原作者枢先生のブログをよく読むと「さようなら、もうひとりのわたし」と書かれています。
人の「好み」はそれぞれで、アニメ'1期が好き、原作が一番好き、色々あってしかるべきですが、セバスチャンとシエルがメインでないから「黒執事2」を否定するのは、枢先生のブログをずっと読んでいると、枢先生の否定のように聞こえます。
私は枢先生の「アロイスとクロード、ハンナ」への思い入れを理解したいし、この主従もセバスチャンとシエルとタイプは別ですが、先生が仰るように「重要な意味」を投げかけた主従だと思います。