1巻はやはり序盤という感じでゴシック趣味もくどくなく、セバスチャン、他キャラの造形は魅力的で、3巻からようやっといろいろな要素が動き出し面白くなってきた。アニメは原作のまだ完成されていない部分を補うようなオリジナル展開をするのだろうか。
しかしこういう絵柄や作風はメジャーになるといっそう否や負のノイズがデカくなり、作品だけでなく読者層までまとめて中傷されるような雰囲気もあり相変わらず風当たりきついなと思う。
ある要素が露呈された刹那それに拒否反応を示す人がいようが、作品がそこに配慮することはないだろう。
常に世に出る商品はある程度ターゲット層を想定しており「狙いがみえみえ」でも問題はなく、といってこの作品にそういう余裕のなさは感じられない。
この執事が醸し出す魅力が誰にヒットするのか、その誰かが気に入らなかろうがそれはその人の問題でしかない。本は読者を選び読者は本を選ぶだけ。誰かが誰かを貶めるために貼ったレッテルや先入観など個人の娯楽には何の関係もないのだから。
「あくま で 執事ですから」の、フレーズと黒衣の世界観はアニメ向きの華やかさがある分、絵柄負けと短絡的な評価がつきまとうので、漫画もアニメもがんばってほしい。