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黒地の絵 (新潮文庫―傑作短編集)
 
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黒地の絵 (新潮文庫―傑作短編集) [文庫]

松本 清張
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • 文庫: 502ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1965/10)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101109036
  • ISBN-13: 978-4101109039
  • 発売日: 1965/10
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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27 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
「妻を黒人兵に犯された男の凄まじいまでの復讐を描く」
という書評に大藪春彦ばりのアクションを期待したが、
予想を全く裏切る展開だった。
とにかく胸が痛んだ。
戦争が人間にもたらす狂気とむごたらしさ。
それを目前に、あまりに無力で立ちすくむしかない普通の人々。
男の復讐の仕方とは?復讐の対象とは?

救いようのない重苦しさと痛々しさに、フィクションと知りつつも
やり場のない怒りに満ちてしまった。
黒字の絵という題名が秀逸です。

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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By JONNY
形式:文庫
全てが興味深く精巧に計算された短編作品群だったが、
とくにここでは『黒地の絵』について。

このような時代があったのかと心から平和を謳歌する自分を想った。
悲しい結末に誰もが胸を痛めることだろう。

そして、いつものことだが、
清張のタイトルの付け方は絶品である。

『黒地の絵』・・・。
センスが良い。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
物凄い小説である。これだったら、ヒッチコックのサイコや、監督の名は知らないが、ソウ2なんか子供だましのホラーストーリーになってしまう。人間の本当の怖さはこういうものだと思い知らされる。オバマ大統領が見たら怒るかもしれない。このような態度で清張は古代史や美術史や考古学や人類学に臨むのだから、東大の先生なんて、赤子の手を捻るよりやさしいのはわかるような気がする。清張がなぜ高階秀爾なんかを評価しないのか、この小説を読めば十分理解できる。黒地の絵の解釈は絶対彼らにはできない。競争相手にこれではならない。でも民族学や古代史の本質ってこういうものなのかもしれない。描写の中に、さそり座を夏の夜空に見るのがある。天体はこういう時に観察するのだ。ところで話は飛躍するが、オランダの画家・フェルメールは天体観測と絵画の関係をどう見ていたのか。「宇宙に開かれた光の劇場」上野和男・著という本を、この小説を読み終わった後に読むことをお薦めする。フェルメールなら”黒地の絵”を解釈できることがわかるだろう。
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