邦訳は2007年6月20日リリース。<数理を愉しむ>シリーズの一冊。筆者はサイエンス・ライターでAPS(アメリカ物理学会)の会員向けに会報誌の編集を手がけている人だ。
『2』では、1900年以降の物理史上の有名な出来事を小説や映画の場面を引き合いに出しながら説明してくれる。その語り口はなかなか分かりやすい。特にこの『2』では単なる物理学だけでなく、乾式コピーやマジックテープなどの発明まで取り上げていて、読者を飽きさせないようにしている。
特に印象に残ったのは2002年9月のシェーンによる科学不正行為の有罪の話だった。物理化学でも『偽』はあるようだ。時に人はどうやっても目立ちたい。そういうものか。