4コマ漫画が、相当数挿入されているのだが、画風のどぎつさといい、面白いことこの上ない。
職場で身近に起こりそうな問題社員の問題行動の数々に対する社労士と臨床心理士からのアドバイスは実践的な知恵にあふれている。
後書きは心がこもっており、会社は人によって成り立っており、人を大切にすることの重要性を再認識した。
参考になった箇所は以下の通り、
→商品や戦略といった目に見えるハード面+そこで働く社員をどのように導いていけるかというソフト面
→管理職の仕事
部下の仕事の成果の管理
仕事の内容や負荷の把握
仕事と社会とのつながりを理解させる
「社員に対して何を還元できるか」
→困難の中で私たちが歩みを止めないためには目標が必要です
今一度、トップが会社の明確な目標を示すことと、それを伝えていくこと
→利益は必要ですが、それだけが目標では長続きしません
会社や社員が社会の中で何を果たすべきかを明確にすることが必要
それが明確であれば社員は、仕事にやりがいを持ち困難を乗り越えることができます
→人と人との繋がりが生まれ、信頼関係が築かれていきます
信頼関係が築かれれば、困難は組織とその繋がりの中で克服できる
社員個々には仕事をする目的を考える必要がある
仕事の目的が明確になれば、そこで起こる困難を乗り越える原動力になる
会社と社員、組織と個人の両方が健全に成長する
→仕事がきつくても、給料がそれほど高くなくても社員が辞めず、労使トラブルも起きない会社の共通点は、ES(Employee Satisfaction:従業員満足度)が高いこと
→社員が仕事にやりがいを感じたり、成長を実感し、誇りを持ちながら仕事に取り組む状態
社員の会社に対する満足度を高めることは、企業の業績を向上させることに繋がります
→経営者の仕事は、社員が安心して働ける環境を作ることです
社員がイキイキと働き、お客様によいサービスを提供することによって、結果的には業績向上に繋がる
→資格取得やMBAの費用を会社が「貸与」する形を取ることはできます。「資格取得後2年間勤務した場合には、費用の返済を免除する」といった契約(特約付きの金銭消費貸借契約)を社員と結べばよい
→米国の企業ではセクハラ対策の一環として「終業後に部下の異性と二人きりで会わない」という原則を作り、発覚したら直ちに注意処分するところもある
→転職先の外資では雇用契約の締結時にサインイン・ボーナス
「職業選択の自由」が憲法に定められている
→対応に慎重を要する人の育成については、日々の指導履歴を具体的に記録して残しておくことがトラブル回避・解決のためには有用
→「残業月80時間以上」は過労死のリスクを高める
→管理職はローテーションで変わっているのに、同じ部署で同じ仕事を何年も続けているベテラン社員が幅を利かせている職場は、結構ある
よほど専門的な仕事でない限り、仕事が人に付いてしまう(属人化する)ことは望ましくありません。
ミスや不正の温床
仕事の洗い出しと、誰もが引き継ぎできるようにマニュアル化を図りましょう
→人間関係を壊さないようにしながらも、自分の意思を明確に伝えたい
相手と自分の立場を尊重しつつ伝えたいことを伝える「アサーション」という手法
アサーションの基本公式は「客観的な事実」→「自分の感じ方や現象」→「こうして欲しいという要求」という順番で伝える