新聞報道を超えて、こうした取材活動に基づく
事件の顛末、登場人物の過去が書籍化されるのはとても大事なことだと実感します。
世の中の多くの人にとって。
それは、事故報道と同じく、こういうことがあるということを知らせられることによって、
今後、自分の身を守ることに役立つからでう。
「消された一家」を彷彿とさせる内容でした。
解説の精神科医の方が表しています。
「サイコパス」。
一見、どこにでもいそうな一人の女性。
看護師として働き、結婚、子どもをもうける。
そうした一見、普通の人生を歩みながら、特殊な能力をもつ人。
p281
「吉田純子には、人間の弱みを瞬時に嗅ぎ分ける才能がある。
いったん相手の弱みを発見すると、そこを徹底的に責める。そうすれば
誰しも弱い。これまでの人生でそれを実感してきた。」
怖いのは、「責められ」ても、それをそうと気づかないということです。
気づいたら、知らずと意のままに操られているということがあるということ。
さらにまた怖いのは、今回の一連の事件、2件の殺人と1件の殺人未遂について、
どれも当初、警察では事件性なしとして捜査されていなかったという事実です。
世の中にこんな殺人事件は実はもっといっぱいあって、殺人者がさばかれることなく
普通に生活しているのだろうと思えます。