本の両面からそれぞれの話を読み薦めて、中央で袋綴じというのは面白い趣向だと思ったが・・。
用意したアイデアはこの本の珍しい構成だけで、肝心のストーリに関してのアイデアはサッパリだったようだ。
ほとんどおんなじ話を両側から読まされ、とにかく退屈。
ストーリーの中に謎はほとんどなく、ミステリーとしての楽しみも薄い、薄い。
ツアーの目的も謎の一部だろうが、ほとんどの人は説明されなくても読み始めてすぐに気付くだろう。
最大の謎は、なぜ呼ばれたのか・・リックサックの中身・・だったはずだが、蓋をあけるとガッカリするほどつまらない。
これなら、多くの読者が予想した例のものがズバリ入っていたほうがまだ面白かっただろう。
後半で登場する殺人犯もそこまでにまったく伏線もなく、推理するのもバカバカしい人物。
動機もアホらしい。
ラストのオチはかなり無理矢理で強引な展開。
脚本のいい加減な昼の2時間ミステリードラマを見てしまったような印象。
まったく袋綴じにする意味なし、ムダ。