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黎明の星 下 (創元SF文庫 ホ 1-26)
 
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黎明の星 下 (創元SF文庫 ホ 1-26) [文庫]

ジェイムズ・P. ホーガン , James P. Hogan , 内田 昌之
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

いまだ変動がやまぬ地球。だが地上には生存者がいた。災厄以前の記憶を失い、わずか数年のうちに原始生活に返っていた人々が。新たな地球文明を築くため、クロニア人と地球人は協力して、彼らとのコンタクトを開始した。だが、これをよしとしない派閥があった。かつての地球の価値体系を守ろうとする一部地球人がクロニアの宇宙船を奪取し、地球惑星政府の設立を宣言したのだ―。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

内田 昌之
1961年生まれ。神奈川大学外国語学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 307ページ
  • 出版社: 東京創元社 (2008/5/29)
  • ISBN-10: 4488663265
  • ISBN-13: 978-4488663261
  • 発売日: 2008/5/29
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 284,150位 (本のベストセラーを見る)
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形式:文庫
「揺籃の星」の続編です。前作は、ホーガン版「妖星ゴラス」「さよならジュピター」または「ディープインパクト」「アルマゲドン」で、地球滅亡の危機に瀕した人々を描いた、宇宙を股にかけたサバイバルアクションでしたが、今回はうってかわってポリティックスリラー的要素が大きくなり、ル・グィンの「所有せざる人々」+ガニメアンシリーズの架空戦争といった趣でした。

トンデモ本が下地になっているらしいですが、いつもどおり科学万能主義と人間賛歌が高らかに謳い上げられており、これはきっとホーガン流のその擬似科学への挑戦なのではと思います。解説では、ワイリーの「地球最後の日」およびその続編の、ホーガン的焼き直しではないかと述べられています。ワイリーの「地球最後の日」は、たぶん私が小学2年生くらいの頃、初めて読んだSF小説で、私のSFマインドの原点のひとつであり、とてもくすぐられます。

また作中、今西錦司先生の「正統派進化論への反逆(生物の世界 所収)」を彷彿とさせる「方向性のある進化論」が語られています。(「反逆」が教科書に載っていたのが高校1年の時、時同じくしてファーストガンダム放映で、「これはニュータイプを語っているのかっ!?」とクラスメイトと大騒ぎしたものでした。)そしてオチは、進化だけでなく人間の行動も、「全体が必要としているからそれに突き動かされて、個がその能力と意思のすべてを賭けて行動してしまう」というもの。これは、岸英光コーチの「世界は自分に何をしろと言ってるのか?」という話に通じます。人々は植民星から地球再建のため帰還してきます。全体が必要としているから種は個体レベルで進化し、全体が必要としているから個人は行動する。共産主義社会の正当性と、ヒーロー出現の必然性をサイエンスで説明してしまうところが、いかにもホーガン流。そして役目を終えたら、個に(普通の男に)戻る。(そんな歌詞が、クイーンの歌うフラッシュ・ゴードンにありましたね!)これももうひとつの「帰還」です。「真の旅は帰還」なのですね! このへんがうれしい同年代のSFファンには超オススメ!します。
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By vatmideo トップ500レビュアー
形式:文庫
著者の作品の中で一番好きなのは「断絶への航海」。この中の互いを信じあう無貨幣社会は、当時、目から鱗の理想社会でした。本書でも同様の社会が描かれ、その脆弱性や問題点を示しています。
これまでの作品でも、ヒーローによる一発逆転はありましたが、「なるほど」という説得力がありました。しかし本作品でのキーン氏の超人振りと乗機の破壊力、その後の展開にはヒーローものにありがちな強引さを感じました。快哉といえない結末に不満が残ります。
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