敵国に嫁いだ気の強い姫と敵国のこれまた聞かん気な王子とのラブストーリー
そこにその世界では虐げられている獣の特徴を持つ「亜人」の姫の腹心との微妙な三角関係
設定としてはありがちですが面白いと思いますし絵もお話にあっていると思うのですが、話の膨らませ方が微妙だなあと思いました
直接的すぎて心情描写が少なく、なぜキャラクターがその心境に至ったのかというのが読み手に伝わってきません
お姫様は平民の特徴を持つ故に自国でも決して愛されて育ったわけではない身の上で、駒のように敵国に送られてきたというストーリーですが、そんなことしたら自分も殺されちゃうんじゃないの? ということを割りと平気でしたりして、その理由がどこにあるのか説明不足な感じ
世界観もさわりだけ触れられていて、通常のファンタジーの枠組みなのかこのお話特有の設定なのか判らないことが多いです(上は下に絶対服従とか、妻と夫は同等の立場なのかとか、子供を従者に後から送られてくるのは不敬にあたるのかどうかとか)
王子の兄にしても婚約者を好きなのかそれとも弟に劣等感があるのかその境目や兄弟の関係性の説明が不足
王子も姫に優しくしようとした行為と惹かれた理由が話の順番的に前後していて「なぜそうしようとしたのか」という流れがどのキャラクターに対しても足りておらず、全体的に魅力が半減しています
ただ、前述したように設定は面白いし絵も合っているので魅力的な漫画ではあると思います
もっとストーリーがちゃんとしてればなあ…素人の同人誌読んでるみたいな印象がところどころに見られてそれがすごく残念
今後の期待もこめて☆3つで