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黄金町マリア
 
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黄金町マリア (単行本)

八木澤 高明 (著)
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

彼女の死に顔は美しかった。死の訪れとともに、エイズを発症する前の美しい姿を取り戻していたのだ…。なぜ彼女たちは日本に来て体を売っているのか。横浜黄金町の路上娼婦たちの姿を、写真と文章でつづったノンフィクション。

登録情報

  • 単行本: 191ページ
  • 出版社: ミリオン出版 (2006/11/6)
  • ISBN-10: 4813020402
  • ISBN-13: 978-4813020400
  • 発売日: 2006/11/6
  • 商品の寸法: 21.2 x 15.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 258,775位 (本のベストセラーを見る)

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5つ星のうち 5.0 黄金町のリアル, 2006/11/10
黄金町の風俗街は2005年末に一斉撤去されたわけだが、その頃働いていた外国人女性の姿が、
インタビューを通してリアルに記録されている。
また、横浜開港から現在までの歴史を記録しており、黄金町の成り立ちにも言及しているのも
この本の特徴だろう。
欲を言えば、撤去前後の黄金町周辺に住む人々の声も掲載して欲しかった。
黄金町は風俗街、麻薬等の長い歴史を持つがゆえに、無くなってしまった事に対する意見も様々だったはずである。
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14 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 ヨコハマの影, 2006/12/10
“天使はブルースを歌う”以来、久々ヨコハマネタで秀逸かつ衝撃的な作品。

2年前に警察の一斉摘発で黄金町の“赤線地帯”が一掃されたことはニュースで知っていましたが、当時働いていた外国人への取材をベースに構成されたこの写真集は、“ダークサイド・オブ・ヨコハマ”の真実を非常にリアルに記録しています。

3年ほど前(まだ摘発前ということですね)、大岡川沿いを京浜急行のガード下に向かってぶらりと散策したことがありましたが、夕暮れ時から夜の川沿いは、その手の職業の女性があちこちに並んでいて、ここは日本なのか、と一瞬錯覚してしまうぐらい怪しくシュールな光景だったなあ。

黄金町再生活動の一環として違法店舗の跡地にカフェを出店し、文化的な町作りをしていこうという“黄金町プロジェクト”が現在進行中のようです。港町ヨコハマの“影”の主役である黄金町がどう変貌していくのか、個人的には非常に興味深いですね。
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18 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 黄金町は“必要悪”であって、“悪”である以上に“必要”な場所なのだ, 2007/3/13
 黄金町のような悪所が淘汰されていくのって寂しい。本書でも黄金町から臨むランドマークタワーが象徴的に描かれているけど、街の風景がすべからく「みなとみらい」みたいになっちゃったら窒息してしまう。「清く、正しく、美しく」だけじゃ世の中回らない。例えば黄金町は“必要悪”な存在であって、“悪”である以上に“必要”な場所なのだ。俺自身は異国の人を買うっていうのはちょっと引いちゃうんだけど。お金によるフィフティフィフティの関係であって支配関係じゃないって頭では思うんだけど、どうしても国家間の社会的経済的ヒエラルキーが頭を掠めてしまう。きっと「差別」と一緒で俺の中に支配者意識が潜在的にあるんだろう。考えてみりゃ「国」とか「日本人」とか意識するのってこういう時くらいだな。異国の人には嫌われたくないって思いが強い。お金が介在するビジネスライクな関係が、疑似恋愛とか、もっと別な何かにすり替わる瞬間が性風俗の楽しさだったりすると思うんだけど、俺の場合、異国の人を買うっていうのは幻想が入り込む余地がないっていうか、ビジネスライクを突き崩す上でのハードルが高いっていうか。もちろん幸福なセックスほどつまんないものはなくて、セックスって結局“落差”なんだろうけどね。
 本書はタイ、コロンビアまで取材に出向く著者の姿勢に真摯さを感じる。やっぱりコミュニケーションなのだ、写真は。タイから見た黄金の国ジパングっていうのを日本人は実感できないけど、ちょっとはわかろうとする気持ちも必要だよね。しかし、国家間とか国の中でさえ格差はどんどん開いていくのに、上澄みの部分だけ街はキレイキレイになっていって、欲望のはけ口はいったいどこへ行くんだろう。ますます地下へ地下へもぐって不可視なものになっていくんだろうな。「平成初頭にはまだ、街にこうした場所があったんだ。」っていう記録としてこの写真集は貴重なんじゃないだろうか。
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