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黄金坂ハーフウェイズ
 
 

黄金坂ハーフウェイズ [単行本]

加藤 実秋
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

都心なのに江戸情緒満載、ほのかなフランスの香りと猫たちの姿が色を添える黄金坂。流行の町の、半端なやつら。ユルい友情と日常の謎、記憶の中の"殺人"――『インディゴの夜』の著者、新たな代表作!!

内容(「BOOK」データベースより)

江戸情緒とほのかなフランスの香り、東京の新名所、黄金坂。裏通りのバー、HOLLOW―会員制なのに立ち呑み、しかも昼酒限定―ここを事務所代わりに素人探偵を始めることになった就職浪人の隼人と、同級生の楓太&謎のバーテンダー、イズミ。賑やかでバカみたいで「あのころ」みたいに楽しい日々。だが…。

登録情報

  • 単行本: 322ページ
  • 出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011/7/1)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4048742116
  • ISBN-13: 978-4048742115
  • 発売日: 2011/7/1
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 75,872位 (本のベストセラーを見る)
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By suihou トップ50レビュアー
Amazonが確認した購入
 設定は大変おもしろしいのですが、この著者にしては、ちょっと読みにくいかな、というのが第一印象でした。
主人公の就職浪人、隼人と、幼なじみで近所の香のお店のあとつぎ楓太のふたりが、へぼ探偵団のようなものを結成し〈黄金坂〉の住民たちのあれこれのトラブルにかかわってゆく、という連作です。

 第一話は野良猫たちにスプレーで落書きがされる事件、第二話は、二軒のビストロどうしが、ムースの元祖を名乗る権利をめぐって対立、ギャルソンレースで決着をつけようとする話、第三話は〈黄金坂〉生え抜きの代議士が地上げ運動にかかわりかけている謎ですが、第四話と、締めの話は、隼人や楓太自身の友情のきしみや不信感がおもてに出たもので、全体を枠物語としてくくっている、同級生の朝美の事故死が再度浮上。
 枠物語というのは一話より前、冒頭に「わたし、人を殺した」と、隼人が朝美に告げられる回想シーンが投げ出されており、最後にどう、風呂敷がたたまれるのかなと期待しましたが、ミステリというほどの謎でもなく、隼人、楓太、そして仲のよかった仲間の青春群像物語で終わってしまいました。

 「坂は真ん中よりちょっと手前が一番きつい」という言葉が何度か出てきますが、〈黄金坂〉というレトロな場所と人物たちの中での、ニートな主人公ふたりの成長物語でしょうか。

 魅力はやはりこの〈黄金坂〉という場所と、おかしな住人たち(占いの黄婆婆とか、ジャージ姿の学生が大好きな、ジャバ・ザ・ハットに似た芸者のすずめさんとか、庭にいろいろな「スタチュー」を据えたがる隼人の母とか、HOLLOWという昼専門立ち飲みバーのマスター、イズミさんとか)の存在ですが、読みにくかった理由は、これが携帯で配信されていた小説だったからなのか、描写やストーリーラインが一気に流れてゆかず、細切れに情景が並べられて散漫な感じ、キャラクターもストーリーも少し生煮え感がありました。

 シャープで生きのいい、いつもの著者のスタイルで、書き下ろしで、この続編を書いてもらえたら、と希望します。

 
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