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黄金の夢の歌 (100周年書き下ろし)
 
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黄金の夢の歌 (100周年書き下ろし) [単行本]

津島 佑子
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

生と死を歌った夢の歌を求める感動の旅路 人間誰しもの心の奥底から聞こえる歌がある。目をつむり、心を澄ませた時、その歌は力強く人を励ます。シルクロードの辺境を舞台に描く感動の物語。

内容(「BOOK」データベースより)

不思議な男の子の声に導かれ、中央アジアの草原をさまよう「あなた」。歴史の奥に秘められた、人間を励ます叙事詩の意味を探る最新長篇。

登録情報

  • 単行本: 434ページ
  • 出版社: 講談社 (2010/12/7)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062166488
  • ISBN-13: 978-4062166485
  • 発売日: 2010/12/7
  • 商品の寸法: 19.8 x 14.1 x 3.9 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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これは一見、旅行記のような作品である。もちろん、そういう楽しみ方も充分に出来ると思う。少なくとも私はこれだけ面白い旅行記を読んだことはないし、行ったことも見たこともない土地の空気をくっきりと浮かび上がらせる筆力はさすがという他ない。
しかし、私が魅了されたのは、そこに描かれた人々だった。これまで何十年と生きてきた中で背負ってきたものもあるけれど、好奇心でやや前のめりに歩いていく主人公の姿が目に浮ぶ。ストーリーの奇抜さで読ませる小説が増えている中、小説とは自分以外の誰かと出会うものであったと気付かされた。
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黄金の夢の歌 2011/8/21
津島佑子『黄金の夢の歌』

 サハリン島の南半分は日本領だったので、そこに住んでいたニブヒ(以前は、ギリヤークといった)、そしてアイヌも「日本人」として扱われ、日本の敗戦にともない、かれらは北海道にいやでも移住しないわけにはいかなかった。

『黄金の夢の歌』は、柄谷行人氏が朝日新聞の書評で
初めて小説を対象にした作品という。
しかし、筆者がキルギスを訪れた事を記したエッセイ風だ。

バイカル湖の話で、日本人の原型となった人々が
バイカル湖周辺から日本に渡って来たという説を思い出した。
その方向の移動ではなく、どちらでもない地点から分れて
バイカル湖と日本に向かった可能性はないのだろうか。

全編、普通なら地の文で「わたし」となると思われる人称が
「あなた」となっているのがユニークだ。
読んでいて、自分が場面に放り込まれ
自分にない記憶を呼び起さなくてはならない気になる。

ギリヤーク(村上春樹『1Q84』)、漢族の話などは
丸川哲史氏が講師をした今年3月の長池講義や
柄谷氏が最近、関心を持っている人類学と接点が多く
柄谷氏に書評される為に書かれた気さえする。
津島佑子さんは脱原発デモに来られたようです。

ニブヒと二風谷、イヌイット(アラスカ東部のエスキモーという)とアイヌの
関連はどうなのだろう。
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