僕はこの本が大好きですね。楽しいです。しをん様のワインについての荒唐無稽ぶりが最高。三浦しをんと言えば大酒呑みで有名ですが、本当に、唯の大酒呑みだったんですね。あいかわらず風呂入ってないし。
「しかし、正直に言おう。私は本当は、アルコール分さえ入っていれば、何の酒でも大好きだ! ……ありとあらゆるアルコール含有液が、大好きなんだ!! だから、私に好きな酒を聞くのはやめてほしい……そんなややこしいことはわからん……アルコール分を摂取して酩酊できれば、それでいいのだ。ワインなんて、そんなむずかしい飲み物について勉強できません!」
初心者へのワイン指南書をこれから書こうというのに、書き出しがこれかよ。あいかわらずブッ飛んでるなー、やっぱり風呂入ってないし。
おもしろかったのは、国文や漫画について最上級の知識人とも思われる三浦しをん様が、ワインの銘柄などを学習する時には、
「産地やつくり手まで覚えるのは、高等魔法の呪文を覚えるくらい至難の業……」
と書いてる。あんた、オタクな漫画の魔法使いキャラが発する高等魔法の呪文は覚えているやん! それに比べたら、シャトー・ポンテ・カネ・1999・ポイヤック・メドック格付け5級・ボルドー・フランス、なんて覚えるのは、簡単だと思うんだけどなあ。