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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
難しい歴史書を手に取る前に。,
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レビュー対象商品: 黄金のローマ―法王庁殺人事件 (朝日文芸文庫) (文庫)
都市シリーズ三部作の、三作目。高級娼婦オリンピアの過去が明らかになる。 このシリーズは、ヴェネツィア共和国の名家の出身マルコ・ダンドロと、オリンピアの関わりを中心に、マルコの目で見た、実際に体験したことを、最近あったことのように、生き生きと描いている。 古代という大きな遺産を抱えたローマで、マルコの目は私たちの目にもなる。 しかし、彼の方も周囲も、共和国の政治から彼を放っておくわけはなかったが・・・。 衝撃を抱えてローマを去るマルコ。次回作を期待する。
11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
三冊とも読んでください,
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レビュー対象商品: 黄金のローマ―法王庁殺人事件 (朝日文芸文庫) (文庫)
この本は、緋色のヴェニツィア、銀色のフィレンツェとの三部作の最後の作品です。これら三冊の本は、ミステリーと愛情物語を織り交ぜながら、歴史の舞台を面白く説明している。主人公は架空の人物だが、それと交錯する人々は史上の大人物で、その想像と史実とが綾なす世界が、塩野さんのテクニックの高さによって、とても面白く描かれている。 彼女の作品は、ともすれば教科書か歴史書のように難しいものもあるけれど、これらは実に読みやすく、この時代背景への興味を開くものとしては、有益である。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
スリルはないが、じっくり味読できるルネサンス時代のお話,
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レビュー対象商品: 黄金のローマ―法王庁殺人事件 (朝日文芸文庫) (文庫)
副題は「法王庁殺人事件」だが、法王庁の要人が暗殺されるわけではないし、法王庁内で殺人事件が起きるの でもない。「殺人事件」と言っても、犯人は誰かを捜し 求めるサスペンス物語ではない。 女一人と男二人の三角関係にハッピーエンドは訪れない、 ということか。 時代はミケランジェロがシスティーナ礼拝堂に「最後の 審判」の大壁画を描いている頃。当時のローマやヴェネツィ アの様子、イタリアを取り巻く国々の状況などもよくわかる。 この小説のストーリーには余計だと思えるほど歴史的背景 が詳しく書いてあり、「ローマ人の物語」などの文体よりも 読みやすくて勉強になる。 主人公がローマの街を遠くまで散策する様子も細かく描か れているので、ローマの観光案内にもなる。挿絵もなかなか 良い。冒頭にローマ市内の地図が載っているのでこれを見な がら読むのも楽しい。マルクス・アウレリウスの騎馬像に 関する話は、ガイドブックにもここまで詳しい説明は載って いない。小説に登場するミケランジェロの姿も目に浮かぶよ うだ。 あとで知ったのだが本書は第三部だそうで、私はこれを 最初に読んでしまったが、これだけ読んでも面白かった。 今、第一部を読んでいるが、主人公たちのプロフィールが 詳しく書かれている。先に第一部を読むべきであったかも 知れないが、この第三部だけを読んでも十分に楽しむことが できた。
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