基本的に、全てのテーマが恋愛がらみである。
リストラや定年退職など、人生の転換期に差し掛かった人間(男性が中心)が、ひょんなことから異性に出会い、互いに関係性を深め合っていく。その過程を通じて、人生の目標やプロセスを良い方向に考え直していくという、いわば現代のファンタジー。たいていはハッピーエンドで終わるので、読んでいて楽しいし、「自分にもこんなことがあるかもしれない・・・」という期待を抱かせる。この辺りのストーリー展開は著者の絶妙なところ。
だが冷静に考えると、ここまでタイミングよく異性が目の前に現れるはずもなく、また描かれている女性のほとんど「男性にとって都合の良い女」だ。夢見るオヤジたちのためのファンタジーコミックなのだ。