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12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
何度読んでも飽きることがない。日本が誇るエンターテイメント小説(青春編),
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レビュー対象商品: 麻雀放浪記(一) 青春編 (角川文庫) (文庫)
坊や哲、ドサ健、出目徳…彼らは戦後の混乱期をギャンブル一本で生き抜こうとするアウトローである。しかし、社会的にはそうでも、彼らは自分の決めたルールを愚直なまでに守り、決して生き方を曲げようとはしない。この小説にはそんな男達の生き様があますところなく描かれている。主人公達ばかりではなく、脇を固める人物達も知恵を絞り、彼らなりの哲学を持って、混乱した世の中を生き抜こうとする。登場人物全てが躍動感に溢れている。そんな彼らが、あらゆる知恵を絞り全身全霊をかけて闘う姿は圧倒的である。読み進むにつれて、きっと彼らの世界に引きずり込まれ、自分の姿を登場人物の誰かに重ね合わせて読むことになるはずである。何度読んでも飽きることがない、日本が誇るエンターテイメント小説である。 このシリーズは、本作「青春編」に始まり「風雲編」「激闘編」「番外編」と続き、そして本当の番外編といえる「新麻雀放浪記」で完結する。これらの作品には、戦後の混乱期を脱し、安定・成長へ向かう時代が到来、坊や哲達とは考えも生き方も異なる新しいタイプのギャンブラーが登場する。そんな彼らと、古い世代となり自分の決めたルールでは生き難くなっていく坊や哲の闘いが描かれている。そして、「青春編」で登場した主な人物は、いずれかの作品に印象深い姿で登場してくる。「青春編」を読んで満足したならば、是非続編も読んで欲しい。 作品の内容には関係ないのだが、やはり、阿佐田哲也の作品のカバーは黒鉄ヒロシの絵が最も似合う。阿佐田哲也の作品の世界にピッタリの絵であるのと同時に、作品の主題を明確に表現している。
19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
最高のピカレスクロマン,
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レビュー対象商品: 麻雀放浪記(一) 青春編 (角川文庫) (文庫)
ピカレスクロマン(悪漢小説)という言葉を、日本で一番多く受けたのが阿佐田哲也だろう。阿佐田哲也は、ナルコレプシーという難病を患っており、治療代を稼ぎたい一心でこの ペンネームでピカレスクロマンを書き始めたらしい。ペンネームの由来が、いつも徹マンで気がつけば「ああ、朝だ、徹夜だ」から来ているというのがふるってる。 本名の色川武大で書く小説は、ご存じのようにシリアスな内容であり、ペンネームで内容を切り分けていたのみならず、奥さんが書いた本「うちの宿六」では、マス目に書き込む字の大きさまで変えていたことが書かれている。 「麻雀放浪記」が出たばかりの頃、その圧倒的面白さに皆のめり込んで一気に全冊を読了し、興奮したものだった。 麻雀卓を囲む友人もみんなこの小説は読んでいて、 「おれは今日は坊や哲だぜ」「じゃあ、おれはドサケンで」、「あ!この中放充での三家和で流れるのは、阿佐田哲也の『東一局五二本場』に出てきたのと同じだな。俺もたいしたもんだ」などと言って喜んでいたものだ。 なにせ、ピンズだのマンズだの麻雀パイ配譜の絵が出てる小説なんて、阿佐田さんの前にはなかった。この分野のエンターテイメントを切り開いたのはは、間違いなく阿佐田哲也であり、彼のすべての作品が素晴らしく面白い。 2000年に出されたこの文庫本でも、昔と変わらず黒鉄ヒロシのイラストがカバーを飾っていて嬉しい。 もし読んだことのない人や、映画しか見たことがない人がいたら、是非読んでみてください。 こんなに楽しい娯楽小説は、そうそうないですよ!
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「名作」という名が似合う名作,
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レビュー対象商品: 麻雀放浪記(一) 青春編 (角川文庫) (文庫)
面白い。非常に面白い。一度読み始めると、止まらなくなる。周りから嫌われてでも、ひたすら博打を打つ玄人達。 喰って、喰われる。勝って、負ける。殺って、殺られる。 そんな極限状態を必死に生き残ろうとする男達。 競り合い、騙し合い、剥ぎ取り合い。 勝って生き残り、負けて苦しむ人間達・・・ 人は何のために生きるのか?何を求めて彷徨うのか? それが分からない人間が多い現代。 サバイバルなこの世の真実を的確に捉えた、不朽の名作。
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