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麻雀放浪記〈3〉激闘篇 (文春文庫)
 
 

麻雀放浪記〈3〉激闘篇 (文春文庫) [文庫]

阿佐田 哲也
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

長年にわたる麻雀の打ち過ぎのためか、肘が上がらなくなり、いかさまが出来なくなった私こと「坊や哲」の前にあらわれた、ドサ健、出目徳、タンクロウらとも全く違った新しいタイプの麻雀打ち、鎌ちゃん。闇の地下組織TS会から高利の金を借り、窮地に追いやられた私に生来の博打打ちの魂が鎌首をもたげ…。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

阿佐田 哲也
本名・色川武大、昭和4(1929)年、東京に生まれる。東京市立第三中学校中退。36年に「黒い布」で中央公論新人賞、52年に「怪しい来客簿」で泉鏡花文学賞、53年に「離婚」で直木賞、57年に「百」で川端康成文学賞、平成元年に「狂人日記」で読売文学賞をそれぞれ受賞。阿佐田哲也の筆名でも「麻雀放浪記」など著書多数。平成元年4月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 350ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2007/11)
  • ISBN-10: 4167323060
  • ISBN-13: 978-4167323066
  • 発売日: 2007/11
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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チンチロリン 2012/4/28
形式:文庫|Amazonが確認した購入
坊や哲がいみじくも語る、掛け値なしの博打はチンチロリンのサイコロの中の有り
この麻雀放浪記に出てくるジャンゴロたちの打ち筋は、麻雀に名を借りたお金のやり取りで
イカサマ仕込み当たり前の手品師みたいな連中ですね。

時代が全く違うのだからって、手積みの遺物としてもこんなマージャンはおもろくない
牌附を見てもドキドキしないし、解説は要りません。

ただ、主人公の生き様や周りを飾る仲間たちのなんと、無茶苦茶な人生に
そう快感さえ覚える憎めない人物像に拍手を送りたいですね。

タイムスリップしてあの時代のクマごろうたちを現代の自動麻雀に招いたら
いったい?どんな打ち筋を見せるのか非常に興味があります
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By 竹の梯子 VINE™ メンバー
形式:文庫
私は麻雀をたしなむけれど、点数計算はできない。私が生まれた頃には麻雀が大衆化されていて、「ポンジャン」で牌の絵合わせの楽しみを知り、ファミコンで初めて麻雀を経験した。本書に登場する男たちにとってアウトオブ眼中である大多数の麻雀愛好家のひとりに私も一応属するのだろう。麻雀放浪記を読むのは本書で三冊目だが、彼らにとっては生き難い世の中となった現代(昭和の話だけれど)が舞台となる。主人公は博徒として激しく自分を律している。共感できるのは、その刹那的な人生観ぐらいで、「もうちょっとアバウトでもよいじゃない」とゴマすりしたくなるけれど、それでは博徒ではなくなってしまう。自己存在の否定になるからだ。家庭を持つことをあきらめているのは、今のご時勢、ひとつの選択肢として「あり」だと思うけれど、マドンナが登場し、主人公と結ばれるけれども、あっさり女を捨て去る。恋愛小説的なプロットは初めから有り得ないのだ。アブノーマルなことに真摯に強烈に立ち向かっていく。哀れに感じる部分もあるし、感情移入できない面も多々あるが、活字から目を離すことができない。博徒が発する熱に魅せられ翻弄されているのだろう。ジャンルは異なるけれど最近毎晩「龍が如く4」を遊んでいるのだが、神室町の男たちの物語が薄っぺらに感じるほど、博徒たちの生き様は濃い。冷酷なまでに問答無用なのだ。私が属する世界とは180度異なっている。だからこそ、それを活字で読むことの愉悦。映像化されたら、「龍が如く」みたいに表層的で希薄になってしまうかも知れない。あとは「番外篇」を残すのみとなってしまった。なぜ私は寂しいのだろう。方向性は違えども、博徒たちに渇望に似た憧れを潜在的に有しているからなのだろうか。
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