負けたら殺されるかも知れない裏世界で20年間無敗を誇った「伝説の雀鬼」こと桜井章一氏と氏の運営する麻雀道場「牌の音」に集う雀鬼会のトップクラスの選手が、ジュニアクラスが実際に打った麻雀の牌譜について語る。語り口調そのままなので、すらすら読める。
雀鬼会では、麻雀の打ち方に数々の制約がある。「第一打に字牌を切ってはいけない」「テンパイまでドラを切ってはいけない」など。
麻雀に流れがあることは、打ったことがある人ならばおわかりだろうが、本書を読めば実際にそうなっているのだから、驚かざるを得ない。ややマニアックな本だけど桜井会長の麻雀観のすごさが改めて実感できる貴重な一冊。また、麻雀の意味、深みを知るために、上記のような制約があることが理解できる。
それにしても、雀鬼会の選手は、数々の制約の中、つもって切るのを2秒以内で行っているんだからすごい集続力(集中力の持続力)があるなあ。