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このシリーズや、これも有名な「マルティン・ベックシリーズ」も、よく比較されることがあるように、個性豊かな刑事たちによる地道な捜査を描く、推理小説の中でも「警察小説」と分類できるジャンルである。両方とも、最初は「地味だなぁ」と思うが、2、3作目ぐらいで、ハマっている自分に気づく。あとは順番に読んでいくのみだ。
私もいつの間にか、この3作目あたりで本格的に主人公キャレラたちに感情移入しはじめた。地味なだけにとっつきにくいかもしれないが、これはハマればハマるのである。
クリスマスを控えたアイソラ(87分署がある架空の街)。麻薬の密売ルートを追うキャレラだが、中心人物は一向に明らかにならない。一方、彼の尊敬する上司は、ささいなことから自分の息子が麻薬に毒されていることを知る。皮肉なことに双方がつながって、ようやく中心人物に的を絞ることが出来た87分署だが、それは余りにも危険な人物だった・・・。
この作品で、キャレラは50作以上続いているシリーズで最初のピンチに見舞われる。危うしキャレラ!
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